米ツアーメンバーの西村優菜が24日、大阪市内のキャロウェイ/トラビスマシュー心斎橋店でトークショーを行った。用具使用契…

大阪市内でトークショーを行った西村優菜

米ツアーメンバーの西村優菜が24日、大阪市内のキャロウェイ/トラビスマシュー心斎橋店でトークショーを行った。用具使用契約を結ぶキャロウェイゴルフの旗艦店で新作ドライバー「QUANTUM(クアンタム)◆◆◆MAX」にスイッチすることを明かすとともに今季にかける思いを語り、ファンとの触れ合いを楽しんだ。

昨季は年間ポイントランキング115位でシードを獲得できず、アラバマ州で開催された12月の最終予選会をギリギリで突破し、今季のツアー出場権を得た。生き残りに成功した米ツアー参戦4年目へ。トークショー後の囲み取材では熱い思いが口をついた。「毎年同じと言えば同じなんですが、今年は“勝負だな”とどこかで見ている気がします」

トークショーでは米ツアーに参戦する目的を「ゴルフがうまくなりたいから」と語った上で「海外メジャーで勝って、最後は日本ツアーで」という理想の“ゴルフ人生設計”を明かした。8月には26歳。今の女子ツアーではもう若手でなく、円熟期に入っていい年齢だ。「(先のことを)考えすぎてもいけないと思うんですけど、そういう考え方からいけば」というのが“勝負のシーズン”と意識する背景にある。

おどけた笑顔の裏に米ツアー4年目の決意を秘める

オフの準備は順調と言える。昨年末からのクラブテストを経て、新たなクラブにはスムーズに移行しつつある。象徴的なのは新ドライバーの投入を決めたこと。試打した感想は他のキャロウェイ契約プロとほぼ同じで「初速が出ていて弾いているはずなのに、手元に残る感覚は“ボールが(フェースに)乗っかっている”感じ」。実際、58.5m/sだったボール初速がコンスタントに60m/s超を計測し、飛距離は「5ydは違う」という。

また単純な距離よりも歓迎すべき点は「球離れが速くなく捕まって、少しスピン量が入ってキャリーで勝負できる」と感じる弾道の変化だ。昨季米ツアーでのドライビングディスタンス237.79yd(154位)と飛距離で苦闘する西村はこれまで「球が弱くなるのが嫌で」1Wのロフト角を8.5度、9度と「立ててきた」が、新1Wは9.5度にする予定。「おかげでより易しくなった」というクラブが自分のプレースタイルを向上させてくれる気配がある。5W、7W、9W、アイアン(7番~PW)、ウェッジ(4本)もプロトタイプを含む新作でそろえる方向で調整中だ。

シーズンインへ準備は順調だ

今季の出場資格は最終予選会突破による「カテゴリー15」で、15人が参戦する日本勢の中では櫻井心那渋野日向子とともに最も低い。そのため、2月中旬から始まるアジアシリーズの出場は厳しく、シーズン初戦は3月19日開幕の「フォーティネット ファウンダーズカップ」(カリフォルニア州シャロンハイツG&CC)になりそう。「トレーニングもクラブ調整も今までのシーズン以上に順調です」。今後は約2週間のタイ合宿、最終調整を経て“勝負の年”を迎えることになる。(編集部・加藤裕一)

現時点で調整を進める西村優菜のクラブ