今週の日曜日は、京都競馬場でプロキオンステークス(GII・ダート1800m)が行われます。 近年は様々な条件で行われ…
今週の日曜日は、京都競馬場でプロキオンステークス(GII・ダート1800m)が行われます。
近年は様々な条件で行われているプロキオンS。今年は京都ダート1800mが舞台となります。ここでは15年以降の京都ダート1800mで開催された重賞(計10レース)を対象に傾向を探っていきます。
データ対象の10レースでは、馬体重500キロ未満の馬の方が期待値は高くなる傾向になっています。データ対象の10レースで馬体重500キロ未満の馬の単勝回収率は90%、複勝回収率は98%となっています。一方、馬体重500キロ以上の馬の単勝回収率は28%で複勝回収率も24%と厳しい数値になっています。
データ対象の10レースの舞台となっているのは京都ダート1800m。京都のダートコースは1周1607.6m。これは東京競馬場に次ぐ広さとなります。ただ、1コーナーから2コーナーは小回りで、大型馬だとコーナーリングに苦労しやすいコース形態と言えます。しかも、京都のダート1800mはJRAのレコードが記録されている舞台ですので、スピードも求められるコースと言えます。
これらの要素から、京都ダート1800mは馬体重が500キロを超える大型馬にとって、非常に厳しいコースになっているのかもしれません。今年のプロキオンSでも馬体重500キロ以上の馬には過度な期待をしない方がいいかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
関東馬で前走馬体重500キロ以上
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:ジェイパームス、ブライアンセンス、ペイシャエス
(過去の該当馬:15年みやこSモンドクラッセ2番人気7着)
※特に言及のない限り、データは15年以降の京都ダート1800mで開催された重賞(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるブライアンセンスが該当しました。
レースの当日より前に正確な馬体重を知るのは困難。そこで、ここではデータ対象の10レースにおける前走馬体重に注目しています。すると、ここでも500キロ以上の馬の期待値は低くなっています。
データ対象の10レースで前走の馬体重が500キロ以上の馬は単勝回収率30%、複勝回収率16%と悲惨な成績となっています。しかも、馬券に絡んだのはすべて関西馬で、関東馬には好走例がありませんでした。
京都は関西馬のホームとも言える競馬場ですので、走りなれている馬が多いことから結果が出ていると考えられます。しかし、関東馬は関西馬に比べると京都での競馬経験は劣ります。加えて、関西圏のレースは関東圏よりも道中から速い流れになる傾向もありますので、関東馬はペースの違いに戸惑ってしまうことも苦戦している要因として考えられます。
該当馬に挙げたブライアンセンスの前走馬体重は520キロ。デビュー6戦目以降はすべて500キロ以上の馬体重で出走していますし、今回に限って大きく体を減らすということもないはずです。過去の傾向を重視するならば、本馬に過度な期待はしない方がいいかもしれません。
また、ブライアンセンスはこれまでに京都のダート重賞に2回出走し6着以下に敗れています。そのうちのひとつは今回と同じ条件だった昨年のみやこSでの6着。オープン特別以下では京都のダートで勝利を挙げていますが、重賞メンバーが相手になると通用していません。メンバーレベルが上がれば道中のペースも速くなりますし、このあたりが結果を残せていない要因と言えるかもしれません。
今回も重賞メンバーが相手ですし、逃げや先行を得意とする馬も揃ったことにより、スタートから激しい流れが予想されます。今まで以上にきつい展開になりそうですし、追走に苦労して力を出し切れないというシーンは十分に考えられます。
前走の師走Sで圧勝していることから人気になっているようですが、前回は中山での一戦。その時の結果を鵜呑みにはできないですし、人気になるなら嫌う手もあるのではないでしょうか。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。