シナー、異変を乗り越え逆転勝利!中断と屋根の閉鎖が転機に 1月24日、「全豪オ…
シナー、異変を乗り越え逆転勝利!中断と屋根の閉鎖が転機に
1月24日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス3回戦が行われ、大会3連覇を狙う第2シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク2位)は、エリオット・スピッツィーリ(アメリカ/同85位)を4-6,6-3,6-4,6-4で下し、5年連続のベスト16入りを果たした。
【動画】シナー 相手のウィナー級ショットをさらに角度をつけてお返し&3回戦ハイライト
1968年のオープン化以降ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)に続き、史上2人目となる全豪3連覇を目指すシナー。1回戦でヒューゴ・ガストン(フランス/同93位)、2回戦でジェームス・ダックワース(オーストラリア/同88位)を破り、3回戦に駒を進めていた。
第1セット、スピッツィーリが速いテンポの返球で圧力をかける。対するシナーはショットの精度を欠き、先行してブレークを奪いながらもリードを維持できない。互いに2度ずつブレークして迎えた4-4の第9ゲームでブレークを許し、4-6でセットを失う。このセット、シナーは7本のウィナーに対し、14本のアンフォーストエラーを記録した。
第2セットも第1ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がりとなったが、徐々にショットのスピードを上げ、0-1から4ゲームを連取。流れを渡さぬまま6-3でセットを奪い返す。
しかし、第3セット途中で異変が起きる。フィジオを呼んだ後に痙攣を発症し、十分な動きが不可能となった。第4ゲームをブレークされる窮地に陥るが、ここでヒートポリシーが適用され試合は一時中断。センターコートの屋根が閉じられることとなった。
約8分の中断を経て再開後、シナーはラリー回数を絞る戦術でブレークバックに成功。満足に動けない状態ながらもサービスキープを続け、コートチェンジの度に両脚太もものマッサージを受けて回復を図る。4-4で迎えた第9ゲーム、5度のデュースの末、スピッツィーリのダブルフォールトで貴重なブレークに成功。そのまま6-4で第3セットを奪った。
第4セット、シナーは万全ではないもののプレーレベルを一段引き上げる。1-3の劣勢から2度のブレークを奪い、6-4で逆転勝利を収めた。一時は棄権の可能性も危ぶまれたが、粘り強いプレーで4回戦進出を決めた。
4回戦では、第22シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア/同25位)との同国対決に臨む。