WBCを前に、韓国系選手の代表合流の可能性に注目が集まっている。韓国代表は2月上旬に最終エントリーを発表する予定で、正式…
WBCを前に、韓国系選手の代表合流の可能性に注目が集まっている。韓国代表は2月上旬に最終エントリーを発表する予定で、正式な公表はまだ行われていないものの、複数の海外組選手の合流が有力視されている。
しかし、現在韓国プロ野球でプレーするある韓国系右腕投手Aについては、代表合流に消極的な姿勢を見せていると韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報じた。母親が韓国系で、WBCの規定上は出場資格に問題はなく、すでに韓国球界でのプレー経験もあることから、Aはこれまで代表候補として名前が挙がってきた存在だ。
だが同メディアは、A投手のWBC出場について「現時点では可能性はかなり低い」と伝えている。代表監督が直接面談を行ったとされるものの、選手側から明確な出場意思を確認するには至っていないという。
一方、所属球団としては出場を制限する意向はない。『スポーツ朝鮮』によれば、球団は「最終的な判断は選手本人に委ねる」というスタンスを取っており、本人が希望すれば出場を妨げる理由はないとされている。
ただ、選手本人にとっては慎重にならざるを得ない要因も少なくない。昨季は一定の成績を残したものの、シーズン序盤に負傷で出遅れた経緯があり、コンディション管理が重要な投手でもある。同メディアは「母親の祖国を代表して国際大会に出場することは名誉だが、シーズンへの備えやコンディション面を優先する判断が背景にある可能性がある」と分析した。
代表チーム側も、韓国系選手の招集においては実力と同様に「出場への意欲」を重視しているとみられる。同メディアは「積極的な姿勢を示す選手が優先される傾向があり、消極的な対応はエントリー選考に影響せざるを得ない」と伝えている。
出場資格はあっても、最終的な判断を下すのは選手自身だ。象徴性と現実的な準備の狭間で、代表チームと選手双方にとって難しい判断を迫られている。