メドベデフ、4回戦ではティエンと激突。昨年大会では深夜2時54分まで続く死闘を…

メドベデフ、4回戦ではティエンと激突。昨年大会では深夜2時54分まで続く死闘を演じる
1月23日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)男子シングルス3回戦が行われ、第11シードのダニール・メドベデフ(世界ランク12位)がファビアン・マロジャン(ハンガリー/同47位)を6-7(5),4-6,7-5,6-0,6-3で下し、2セットダウンからの大逆転勝利を収めた。2年ぶりとなるベスト16進出を決めている。

【動画】メドベデフ 2セットダウンから大逆転勝利で2年ぶり16強!3回戦ハイライト

今季は開幕戦の「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/ATP250)でツアー通算22勝目を挙げ、好調を維持したままメルボルン入りしたメドベデフ。全豪オープンでは2021年、2022年、2024年と3度決勝に進出しているものの、いまだタイトルには届いておらず、今大会も悲願達成を期して臨んでいる。

1回戦でジェスパー・デヨング(オランダ/同73位)、2回戦でクエンティン・アリス(フランス/同83位)を下して迎えた3回戦の相手は、過去2戦はいずれもストレートで退けていたマロジャン。しかしこの日は序盤から苦戦を強いられ、第1、第2セットを連続で落とす厳しい展開となった。

それでも第3セット6-5の場面でメドベデフが値千金のブレークに成功しセットを奪うと、流れは一変。そこから一気に9ゲームを連取し、試合を完全に掌握した。最終的には3時間43分に及ぶ激闘を制し、キャリア通算5度目(全豪オープンでは4度目)となる「2セットダウンからの逆転勝利」を成し遂げた。

試合後のオンコートインタビューでメドベデフは、「彼は素晴らしいプレーをしていたし、『負けるなら負ける』という気持ちもあった。ただ、とにかく戦おうと思った」と振り返り、「彼に左右に振られていたので、少しリスクを取って攻めた。それがうまくいき、徐々にプレーが良くなっていった」と語った。

さらに記者会見では、昨年はフルセットの試合で苦しんだ経験を踏まえつつ、「過去のことは頭に浮かぶが、今日何が起きているかが一番大事。最後まで強さを保てたことがうれしい」と精神面での成長を強調した。

こうした精神的な安定の背景には、プライベートでの変化も影響しているという。第2子の誕生について問われたメドベデフは、2人の娘の存在が大きな支えになっていると言及した 。厳しい試合で負けたとしても、帰宅して娘たちと過ごすことで「次はもっとうまくやろう」とポジティブな面を見つけられるようになったと明かしている。

4回戦では第25シードのラーナー・ティエン(アメリカ/同29位)と対戦する。両者は過去3度対戦し、メドベデフの1勝2敗。昨年の全豪オープン2回戦では、深夜2時54分まで続いた4時間49分の死闘の末、ティエンが6-3,7-6(4),6-7(8),1-6,7-6[10-7]で勝利している。

メドベデフ自身も「正直、彼と対戦するのは好きではない」としながらも、「お互いにタフなラリーが続く試合になる。今回はその戦いを楽しみたい」と再戦を見据えた。