B1仙台89ERSは、24日からのアウェーで島根スサノオマジックとの2連戦に挑む。シーズン60試合中、前半30試合を消化…
B1仙台89ERSは、24日からのアウェーで島根スサノオマジックとの2連戦に挑む。シーズン60試合中、前半30試合を消化し、17勝13敗で東地区6位。今季からプロ契約を結んだ新沼康生(22)とダン・タシュニーヘッドコーチ(HC、44)が、これまでのシーズンを振り返りながら後半戦への意気込みを語った。
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今月3日の宇都宮戦。新沼が10月11日の千葉J戦以来の3点シュートを決め、ゼビオアリーナが沸いた。ベンチまで走りながら「こんなに応援されることは、バスケット人生の中でもない」。ブースターの声援を感謝とともかみしめた。
日大在学中の一昨年12月に特別指定選手として加入した。プロ契約を結んだ今季は「11年のバスケット人生の中で一番楽しい」と充実感を漂わせるも、「どこか評価されている感覚で、受け身になってしまっている自分がいた」。現在平均プレータイム2分24秒、コートに立つ時間の中で自分を表現する事に苦戦した。
町田洋介アシスタントコーチ(42)から「悔しいと思える感情は、正しい」との言葉にも感化された。もどかしさと、課題に向き合いながら、練習前後もシュート練習などに明け暮れる日々を過ごしている。
昨季まで在籍した片岡大晴(40)の存在も大きい。若手時代に同じくプレータイムに悩んだ過去を持つ片岡にどう過ごしていたか助言を求めると「とにかく叫んでいた」と返答があった。それに応えるように、新沼はコート内外で人一倍声を出しエナジーを送り続けている。タシュニーHCは「エネルギーを持って練習に取り組んでいる姿勢が、チーム全体の練習の質を上げている。明るさを持ってハードワークを続ければ、必ず活躍につながる」と期待を込めた。
後半戦のスタートとなる島根には、大学の2学年上の飯尾文哉(25)が在籍している。「お前成長したなと言ってもらえるように」と、再会を心待ちにする。「限られた時間の中でも、ローテーションに食い込めるくらいのアピールをしていきたい。しっかりとバスケットと向き合っていきたいと思います」。後半戦にかける若手がチャンピオンシップ進出へのピースとなる。【高橋香奈】