<大相撲初場所>◇十三日目◇23日◇東京・両国国技館【映像】炎鵬、ファンの涙を誘った敗戦後のリアクション 元幕内で幕下十…

<大相撲初場所>◇十三日目◇23日◇東京・両国国技館

【映像】炎鵬、ファンの涙を誘った敗戦後のリアクション

 元幕内で幕下十一枚目の炎鵬(伊勢ヶ濱)が、幕下優勝と関取復帰をかけた全勝対決に挑んだが、惜しくも敗れた。土俵の縁でしばらく動けず悔しさをかみ殺す姿に「泣いてしまう」「言葉が出ない」などファンからは悲鳴に近い声が上がった。

 炎鵬にとって、この一番は単なる優勝決定戦以上の意味を持っていた。十両だった2023年五月場所中に脊髄を損傷するという、力士生命に関わる大けがを負った。1年以上の休場を余儀なくされ、番付は序ノ口まで陥落。2024年七月場所に序ノ口から再起を図るも、今度は昨年七月場所に腓骨(ひこつ)剥離骨折で途中休場を余儀なくされるなど、復帰への道のりは苦難の連続だった。

 今場所は、史上初となる「元幕内が序ノ口陥落から関取(十両)に返り咲く」という歴史的快挙への王手をかけていた。しかし、立ちはだかったのは幕下五十四枚目・延原(二子山)。立ち合い、ふわりと立った炎鵬は互いに牽制し合う中、意を決して懐へ飛び込んだ。だが、延原に右上手を取られると苦しい展開に。最後は178センチ、152キロという延原の巨体の圧に屈し、浴びせ倒しで今場所初黒星を喫した。

 勝負が決した瞬間、土俵下への転落こそ免れたものの、炎鵬は土俵のふちで仰向けになって大の字となった。天井を見つめたまま、しばらく動くことができなかったその姿からは、あと一歩で届かなかった関取復帰への執念と、筆舌に尽くしがたい悔しさが滲み出ていた。

 この光景に、ABEMAの視聴者は「泣いてしまう」「言葉が出ない」「めっちゃ悔しそう」と騒然。一方で、見事に全勝優勝を飾った延原に対しても「初の各段優勝おめでとう」「ドラマがあって最高の取組」「ガチンコでいい」と、魂のぶつかり合いを称賛するコメントが相次いだ。

 炎鵬の歴史的快挙は来場所以降に持ち越しとなったが、来場所はさらに番付を上げて関取復帰を狙う。不屈の精神でここまで戻ってきた炎鵬。そのドラマの続きに、再び多くのファンが熱い視線を送ることだろう。(ABEMA/大相撲チャンネル)