2026年シーズンWRC開幕戦ラリーモンテカルロは、1月22日(木)に初日の3ステージが行われ、オリバー・ソルベルグがエ…
2026年シーズンWRC開幕戦ラリーモンテカルロは、1月22日(木)に初日の3ステージが行われ、オリバー・ソルベルグがエルフィン・エバンスに44.2秒差をつけて首位に立った。1分08秒6差の3番手にはセバスチャン・オジエがつけており、トヨタがトップ3を独占している。
モンテカルロラリーは水曜日夕方にギャップ近郊でシェイクダウンを実施。翌木曜日にモナコへと移動し、14時30分からカジノ広場前での恒例のセレモニアルスタートを行った。その後、モナコからギャップへと向かう「Toudon / Saint-Antonin(21.9km)」、「Esclangon / Seyne-les-Alpes(23.8km)」、「Vaumeilh / Claret 1(15.06km)」の3SSを実施。総走行距離は60.76km、SS2とSS3は日没後にライトポッドを装着した状態で走ることになる。

HYUNDAI
路面が凍結し、一部降雪もあるコンディションをふまえ、多くにクルーがスタッド4本にノンスタッド2本を選択。トップクルーではオジエ、エバンス、ジョン・アームストロング(Mスポーツ・フォード)の3名がスーパーソフト2本にスタッド4本の組み合わせで、ステージへと向かった。
2005年以来の復活となったSS1、ドライと凍結路が組み合わされた難しいコンディションで、エバンスがソルベルグに5.6秒差、オジエに12.0秒差をつける幸先の良いベストタイムをマークした。ヒョンデ勢最上位のアドリアン・フルモーが19.9秒差の4番手タイム、シェイクダウンでベストタイムを刻んだ勝田貴元(トヨタ)は27.1秒差の5番手タイム。「まったく自信を持って走れなかった」と肩を落としたティエリー・ヌービル(ヒョンデ)は、43.5秒差の9番手タイムに沈んだ。
日が落ち、融けかかったシャーベット状の雪と凍結路が混在するSS2、ソルベルグがエバンスに31.1秒差をつける圧倒的なベストタイムをたたき出す。エバンスをかわしたソルベルグが、25.5秒差のトップに浮上。「人生で一番クレイジーなドライビングだったよ(笑)。何度も危ない局面があったし、最初は運転がめちゃくちゃだった。でも、雪の上だと『もう思いっきりやっちゃえ』と考えたんだ」と、ソルベルグは興奮を隠さない。
スピンを喫しながらも、34.5秒差の3番手で難所を走り切ったアームストロングが、1分03秒3差の総合3番手にジャンプアップ。1分06秒0差の総合4番手にフルモー、1分15秒6差の総合5番手にオジエ、1分22秒3差の総合6番手に、SS1で遅れたヌービルが続き、勝田は1分25秒8差の総合7番手に順位を落としている。総合11番手を走行していたサミ・パヤリ(トヨタ)は8.3km地点でクラッシュ、さらに総合13番手のジョッシュ・マカリアン(Mスポーツ・フォード)も5.5km地点でバリアにヒットし、ラリー続行を断念した。

TOYOTA
波乱の初日を締めくくるSS3は、霧で視界が奪われるなか、オジエがソルベルグに7.0秒、ヌービルに10.6秒、エバンスに25.7秒差をつける初ベスト。グレゴワール・ミュンステール(Mスポーツ・フォード)までの7台がフィニッシュした時点で、視界不良から赤旗が掲示され、ステージが中断された。
初日の3SSを終えて、首位ソルベルグは、総合2番手のエバンスに44.2秒ものアドバンテージを得ることになった。1分08秒6差の総合3番手にオジエ、1分25秒9差の総合4番手にヌービルが浮上。SS2まで総合3番手につけていたアームストロングは濃霧による視界不良でコースオフを喫したものの、ノーショナルタイムが与えられ、総合5番手に留まった。総合6番手はフィニッシュ直前でディッチに足を取られたフルモー、総合7番手に勝田、総合8番手には今回がラリー1初ドライブとなったヘイデン・パッドン(ヒョンデ)がつけている。

M-SPORT
競技2日目はSS4〜SS9の6SS、SS走行距離は128.88km。オープニングのSS4は日本時間1月23日の17時04分にスタートする。
WRCモンテカルロ SS3後結果
1. O.ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 43:10.3
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +44.2
3. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:08.6
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +1:25.9
5. J.アームストロング(フォード・プーマ・ラリー1) +1:34.5
6. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +1:44.8
7. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2:24.0
8. H.パッドン(ヒョンデi20Nラリー1) +2:55.2
9. E.カミリ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +3:31.2
10. L.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) +3:46.5