◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(22日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd…

2026年も死角なし? 今季初ラウンドを「63」でプレーしたスコッティ・シェフラー(Orlando Ramirez/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(22日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd)=すべてパー72

予選ラウンド3会場のうち、ピート・ダイ・スタジアムコース、ニクラス・トーナメントコースは広大なゴルフ施設「PGAウエスト」の中で隣り合う18ホール。もうひとつのラ・キンタCCは当地から自動車で15分ほど走ったところにある。こじんまりとしたクラシックコースには初日、ギャラリーが大挙。スコッティ・シェフラーの登場に場内が沸いた。

自身の今季初ラウンドというプレッシャーなど、世界ランキング1位には関係ない。1番で左のセミラフからの2打目をピンそば2mにつけてバーディ発進。2番は右ラフから3m強につけて2連続にした。8番で5mのスライスラインを流し込み、6つ目のバーディで前半9ホールをサラリと「30」でまとめる。

「良いスタートが切れた。フロントナインは素晴らしかった。パットもアイアンショットも、ティショットも良いものがたくさんあった」という前半を経て、バックナインは12番(パー3)から2連続バーディ。1打目を大きく左に曲げた17番では、セカンドで木の枝の下を通してグリーンの奥に運び、ラフから転がしてチップインバーディを奪った。

平均スコア「67.426」のロースコア合戦で、自身の大会ベスト「63」をマークした。「このコースで68だったら出遅れになってしまう」とアグレッシブさを保ったままプレー。それでいて、「ゴルフは難しくて、どんどんバーディを獲らなくちゃいけないと無理に攻めるとトラブルになる。良い位置を見極めて、チャンスを作り続けることが大切」と9アンダー3位にも冷静だ。

ことし6月の「全米オープン」(ニューヨーク州シネコックヒルズGC)を制すると、史上7人目のキャリアグランドスラムを達成する。最優秀選手賞(ジャック・ニクラス賞)をまた勝ち取れば、1999~2003年のタイガー・ウッズと並び5季連続だ(ウッズは通算11回)。次の偉業が期待されるシーズンが大歓声とともに始まった。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)