足踏みとウォーキングは、どちらも日常に取り入れやすい有酸素運動です。そのため「外を歩いたほうが運動になる」「足踏みは軽す…

足踏みとウォーキングは、どちらも日常に取り入れやすい有酸素運動です。そのため「外を歩いたほうが運動になる」「足踏みは軽すぎるのでは」と感じる人もいるかもしれません。

では、同じように体を動かした場合、足踏みとウォーキングで運動効果にはどのような違いがあるのでしょうか。室内と屋外という環境の違いに注目して整理します。

理学療法士・パーソナルトレーナー安藤 瑞樹さん監修による「足踏みエクササイズの効果とは?脂肪燃焼・消費カロリー・腰ひざにやさしいやり方」をもとに、足踏みとウォーキングの違いについて再構成しています。

環境がある分、ウォーキングは負荷が高くなりやすい

屋外で行うウォーキングは、平坦な道ばかりではなく、坂道や路面の凹凸が含まれます。さらに、風の抵抗や気温の変化といった環境要因も、自然な運動負荷として体に加わります。

そのため、同じ時間歩いた場合でも、ウォーキングは足腰や心肺にかかる刺激がやや大きくなりやすい運動です。

こうした環境負荷は、意識しなくても運動強度を高めてくれる一方で、疲労がたまりやすくなる要因にもなります。

室内の足踏みは運動強度を調整しやすい

一方、足踏み運動は屋内で行うことが多く、坂道や風といった環境負荷を受けません。その分、同じ時間で比べると、運動強度はウォーキングよりやや低くなりやすい傾向があります。

ただし、これは必ずしもデメリットではありません。

足踏みは、脚の上げ幅やテンポ、腕振りの大きさによって、運動強度を自分で調整しやすい運動です。体調や目的に合わせて負荷を変えられる点は、屋外歩行にはない特徴といえます。

同じ「30分」でも運動の質は変わる

足踏みとウォーキングを「30分」という同じ時間で行っても、体への刺激の入り方は異なります。ウォーキングは環境負荷によって自然に強度が上がりやすく、足踏みは動作次第で刺激が変わります。

どちらが優れているというよりも、運動の質が異なると考えるほうが現実的です。疲労感や体への負担の出方も変わるため、同じ時間でも感じ方には個人差が出やすくなります。

続けやすさで見ると選び方は変わる

運動効果を左右する大きな要素のひとつが「続けやすさ」です。ここを基準にすると、足踏みとウォーキングの向き不向きがはっきりしてきます。

天候や時間に左右されず、毎日の運動を習慣にしたい人には足踏みが向いています。室内で行えるため、思い立った時にすぐ始めやすく、体調に合わせて運動量を調整しやすい点が特徴です。

一方、外に出られる環境が整っていて、自然な負荷で体をしっかり動かしたい人にはウォーキングが向いています。坂道や路面の変化による刺激を取り入れやすく、気分転換やリフレッシュ効果を重視したい場合にも適しています。

足踏み運動の効果や消費カロリー、正しいやり方については、元記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。

足踏みエクササイズの効果とは?脂肪燃焼・消費カロリー・腰ひざにやさしいやり方を解説

<Edit:MELOS編集部>