◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(22日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd…
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(22日)◇カリフォルニア州◇ピート・ダイ・スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd)=すべてパー72
空き時間ができたと見るや、決まって身体の動きを確認する。中島啓太の不安はそれでも晴れず、相棒に思わず言った。「きょう、ちょっとスイングがヒドイですよね…」。欧州ツアー(DPワールドツアー)をともに戦ってきたキャディの岡崎錬から返ってきたのは「でも、それで丁寧さが出ているから、落ち着いている」という冷静な見方。目の前のことで必死、欲をかかない姿勢が、この日は見事なスコアメークに繋がった。
ハワイで行われた前週の開幕戦「ソニーオープン」の予選落ちは、ショット、スイングの乱れによる影響が大きかった。悩みが解消されないまま本土に入り、連日、打ち込みを敢行。2戦目の初日はロースコアが頻出(平均67.426)したラ・キンタCCで、目標スコアを頭で設定することもなく、無我夢中でティオフした。
中盤以降のバーディラッシュは、出だしの落ち着きが大きい。「(前半)4番までにバーディチャンスがありながら、獲れないままスルーしてしまった。でもそこで焦らずにできたのが良かった」。5番、6番(いずれもパー5)で、5Iで立て続けに2オンに成功し、バーディを2つ。後半11番(パー5)までにさらに3バーディを積み上げ、13番(パー5)からは3連続を決めた。
3UTでのティショットを右サイドの池に入れた16番のボギーは、4mのボギーパットをねじ込んだもの。上がり2ホールで2mのバーディチャンスを外しても「65」で回れた。
7アンダーは首位と3打差の20位。4人の日本勢では最高位で飛び出した。「めちゃくちゃ不安は抜けないですけど、出遅れなくて良かったと思います」と胸をなでおろす。米国ではルーキーでも、「調子の良しあしで、スコアが良くなったり、悪くなったりというのは必ずしも比例しないものだと思う」と高いレベルでの経験は培ってきたつもりだ。
2日目はもう一度、ロースコアで回りたいニクラス・トーナメントコースが相手。「きょうみたいにショットへの不安がかなり強くても、『真っすぐ行かないだろうな…』と思いながら、丁寧にやって、うまくいかせるゴルフは大事。4日間、回りたい」と控えめに意気込んだ。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)