【WWE】SMACK DOWN(1月16日・日本時間17日/ロンドン・ウェンブリー) 【映…
【WWE】SMACK DOWN(1月16日・日本時間17日/ロンドン・ウェンブリー)
空中戦が暴走した。次世代ハイフライヤー同士の対決は、実況が「宙に浮いてる時間が長い」と評する大空中戦に…。ファンからは「日本のジュニアみたいな攻防」「平成ジュニアじゃん」と驚きの声。そんななか、ノータッチでコーナーポストを飛び越える衝撃の空中技で会場の度肝を抜いた。
ロンドンで開催されたWWE「SmackDown」で、US王者カーメロ・ヘイズのオープンチャレンジにより、提携団体”TNA”のXディビジョン王者レオン・スレーターが参戦。WWEとTNAの新世代王者同士による空中戦が実現。これが、とんでもない試合となった。
スレーターはTNAで頭角を現した若手有望株。序盤から両者はスピードと空中技を前面に押し出し、スレーターはドロップキックやトップロープからのクロスボディでヘイズを攻め立てる。中盤には、2人同時にフワリと滞空時間の長いWスプリングボード式のスパニッシュフライが炸裂。
どちらに主導権があるか目視するのも難しい攻防のなか、エプロン際での攻防ではスレーターが、ロープの反動を活かし自らを浮かせて打ち下ろす”行って来い式”レッグドロップを炸裂。斬新なアイディアの連続に、ファンも「うお」「えっぐ」「すげえ」「何今の?」と語彙を失う場面も見られた。その後も飛ぶだけでないテクニカルな丸め込み合戦など、ヘビー級ながら目まぐるしく展開されるスピーディーな攻防が続く。日本のファンからは「日本のジュニアみたいな攻防」「平成ジュニアじゃん」と、かつての新日本プロレスなどで見られた軽量級の名勝負を彷彿とさせる声が上がった。
ABEMA実況の清野茂樹アナウンサーも「宙に浮いてる時間が長い」と、その滞空時間の長さを強調するなか極めつけのシーン。場外のヘイズに対し、スレーターはリングの対角線を駆け抜けてコーナーポストを飛び越える横回転トペ・コンヒーロ「ビッグ・プレイ・スレーター」で場外のヘイズに着弾した。実況の清野アナも「おーポスト超え!」「そのまま着地してましたよ」と驚き、解説の堀江ガンツも「どこまで空中戦を進化させるんですかね」と舌を巻いた。
終盤、スレーターはトップロープから後方に身体を反らせつつ前方に450度回転して落下する「スワントン450」を放つが、ヘイズが土壇場で回避。マットに自爆したスレーターに対し、ヘイズは「ファースト48」(相手の頭を抱えたまま跳び上がり、両膝を顎に叩き込むダブルニー式コードブレイカー)を炸裂させ、さらにコーナー最上段からフロント・フェイスロック式トップロープ・カッターへとつないでフォール勝ち。壮絶な空中戦を制して王座防衛に成功した。
勝者はカーメロ・ヘイズだが、空中戦の進化という観点ではレオン・スレーターの「ビッグ・プレイ・スレーター」がビッグインパクトを残した試合である。共に近い将来ブレイク必至の新世代同士のスタイルの違いを鮮やかに浮かび上がらせつつ、”噛み合う”名勝負だった。
(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)