昨年のドラフトで楽天から1位指名を受けた花園大の藤原 聡大投手(水口)は最速155キロの速球、多彩な変化球を操る剛腕であ…
昨年のドラフトで楽天から1位指名を受けた花園大の藤原 聡大投手(水口)は最速155キロの速球、多彩な変化球を操る剛腕である。春季キャンプでは一軍スタートが決まり、首脳陣の期待も大きい。
177センチ75キロと上背はそれほどないが、躍動感溢れる投球フォームで、伸びのある直球を投げて打者を圧倒する。大学4年春まではやや制球が不安定だったが、秋は6試合で4勝0敗、39回を投げ、55奪三振、防御率0.46と抜群の安定感を示して、ドラフト1位評価につなげた。
楽天は4年秋の投球を高評価して、1位指名したが、藤原は好調時のピッチングを発揮することがプロで活躍する条件になる。
4年秋の投球は大学4年間の完成形ともいえる投球だった。常時150キロ台前半の速球を両サイドに投げ分け、ストライク先行ができる。ストレートの球質もよく、回転数、回転効率も高いタイプで、プロの打者相手でも空振りを奪えそうだ。
秋にはスライダー、スプリット、カーブの3球種を投げていた。春までメインとなっていたスライダーはプロでも大きな武器になりそうで、130キロ台後半、手元で小さく曲がっていく。ストライクもしっかりと取れて、投球の生命線となっている。秋はストレートのコントロールも良くなったことで、狙い球が絞りにくくなった。
130キロ台後半のスプリットは、落ち幅が少ないため、内野ゴロを打たせるために使用している。
110キロ台のカーブは、150キロ台のストレートと130キロ台後半の変化球がある中、目先を変えるためにも有効的な球種となっている。
速球、変化球の精度も高まり、かなりピッチングが出来上がっている。まずはプロの舞台でもストライク先行の投球を心がけていきたい。
タイプ的には今年から巨人に移籍した則本昂大投手のルーキー時代を思い出させる投手である。体全体を使って、勢いよく踏み込んで、上半身を鋭く回転させる動きはまさに則本のようだ。まだバランスは固まっていないが、さらに良くなる予感がある。
則本は1年目からローテーション入りを果たしたが、楽天は昨年、規定投球回に達した投手が1人もおらず、投球回100回以上は3人のみ。キャンプからアピールすれば、1年目から先発ローテーション入り出来るチャンスは十分にあるだろう。
数年後、優勝争いを繰り広げる投手陣の中心になることができるか注目だ。