ビシェットに代わる戦力を確保したいところだ(C)Getty Images 今オフ、ブルージェイズはNPBで本塁打タイトル…

ビシェットに代わる戦力を確保したいところだ(C)Getty Images

 今オフ、ブルージェイズはNPBで本塁打タイトル獲得経験を持つ岡本和真を獲得し、打線のテコ入れを図った。30歳でのメジャー挑戦となる日本人スラッガーへの評価はまずまずで、長打力に加え、コンタクトスキルも含め、MLB投手に対応が出来るとの見方が強い。

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 だが、昨季まで主軸を担っていたボー・ビシェットがFAで退団し、メッツ入りが発表されている。また、同じくFA市場でブルージェイズが関心を寄せていたカイル・タッカーは、3連覇を目指すドジャースと契約を結んだ。

 米国内での大物FA補強がままならないことから、ブルージェイズのここまでの動きについて、球団専門サイト『BLUE JAYS CENTRAL』は厳しい見解を示している。

 同メディアは、タッカー獲得やビシェットとの再契約が今オフの目標だったと振り返りながら、「この2人のうちどちらかでも確保できていれば、昨季ブルージェイズをワールドシリーズへ導いた打線が、さらに上回る陣容になっていたはずだ」と主張。続けて、「では、タッカーもビシェットもいない現状で、打線はどのレベルにあるのだろうか」などと問いかけている。

 現状の戦力を分析する同メディアは、「トロントの打線には大きなポテンシャルがあるものの、ブラディミール・ゲレーロJr.を除けば、打撃成績の面で確実に計算できる選手は多くない」と指摘。また、岡本に関しては、「トロントの最大の未知数戦力」と位置付けながらも、「球団内部では、NPBで高い球速に対応してきた実績を踏まえ、彼の柔軟なバットコントロールとパワーは、メジャーでも通用すると楽観視されている」と説き、活躍への期待を膨らませている。

 だが、米野球予測システム『FanGraphs』による、2026年のブルージェイズ打撃陣の数字として、ジョージ・スプリンガー、アディソン・バーガー、アーニー・クレメントなどは昨季を下回る成績が算出されていると説明。それらの内容を踏まえ同メディアでは、打撃陣の底上げが必要と訴えており、「大きな攻撃面の補強がなければ、“ポスト・ビシェット時代”を迎えるこの打線には、これまで以上にミスの許されない状況が待っている」と主張する。

 その上で、「打線が期待に応えられない場合、勝敗を左右する比重は、強化された投手陣へと一気に傾くことになる」と見通している。

 現地サイトも懸念を示す、ブルージェイズ打線のさらなる強化は行われるのか。世界一奪還を成し遂げるには、まだすべきことが多く残されているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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