高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…

高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。

 昨年秋に近畿大会で準優勝した智弁学園(奈良)では、3番主将の角谷 哲人捕手(2年)が打率.474をマークして中軸の役割を果たした。

 近畿大会4試合すべてにマルチ安打を放った。19打数9安打と打ちまくったが、どの試合も5打席目には必ず安打をマークするなど、終盤の勝負どころで実力を発揮してきた。初戦の近大付(大阪)戦では、8回に逆転した直後にダメ押しとなる適時打を放った。東洋大姫路(兵庫)戦では9回サヨナラ勝ちにつながる安打を放ち、滋賀学園(滋賀)戦でも8回ダメ押しの2点適時三塁打をマークした。

 左打席で自然体の構えから、鋭くスイングをかける。グリップは耳あたりで固定し、左足を軸にしっかりとしたスイングで安打を重ねた。上からたたく意識も高く、打球にもスピンがかかって伸びていく。滋賀学園戦での三塁打は、ひっぱった打球があっという間に右翼線を抜けた。角谷の真骨頂が垣間見れた打球でもあった。

 1年秋から3番捕手としてスタメン出場。前チームでは2年生ながら4番にも抜擢された。頼れる主将としてもナインからの信頼も厚い攻守の要が、センバツという大舞台で、打撃でも声でもチームを猛烈に引っ張る。