今オフはFA権を行使して5選手が移籍した。西武と巨人が同一年に2人を獲得するなど、両球団の積極補強が目立った。新天地でプ…
今オフはFA権を行使して5選手が移籍した。西武と巨人が同一年に2人を獲得するなど、両球団の積極補強が目立った。新天地でプレーする選手たちは、果たしてどのような活躍を見せるのだろうか。
FA移籍第1号の伊藤 光(明徳義塾出身)は、捕手の層が薄い楽天へ。山本 祐大(京都翔英出身)、松尾 汐恩(大阪桐蔭出身)と正捕手クラスを2人抱えているDeNAと比べ、スタメン出場の機会は確実に増えるだろう。プロ19年目の豊富な経験値と勝負強い打撃は、太田 光(広陵出身)、堀内 謙伍(静岡)らにも大きな刺激となる。投手陣をリードする意味でも、貴重な戦力となりそうだ。
西武は球団史上初の同一年に2人のFA選手を獲得した。桑原 将志外野手(福知山成美出身)は、外野手が西川 愛也(花咲徳栄出身)以外固定できていないチームにとって大きな補強となった。打撃面ではDeNAで長くリードオフマンを務め、昨年パ・リーグ最下位のチーム打率.232に沈んだ打線の火付け役となれるか。守備でも2度のゴールデン・グラブ賞獲得した実績もあり、攻守で安定感のある活躍が期待される。
また石井 一成内野手(作新学院出身)も昨季108試合打率.259、6本塁打、30打点の数字を残し、西武でも二塁手のレギュラー候補筆頭だろう。侍ジャパンに選出された源田 壮亮内野手(大分商出身)と若手有望株の滝澤 夏央(関根学園出身)はともに守備に定評があるが、勝負強い打撃を誇る石井は桑原同様に打線強化も図れる。下位打線にハマれば、相手バッテリーにとってもいやらしい存在だ。
巨人に移籍した則本 昂大投手(八幡商出身)は、楽天で24年から抑えとして活躍していたが、阿部 慎之助監督が先発構想を明かしている。今季36歳と持ち前の奪三振率にも低下が見えるため、中継ぎよりも先発起用がハマる可能性は高い。一方で、チームは新外国人選手補強や会人NO.1左腕の鷺宮製作所・竹丸 和幸(崇徳出身)をドラフト1位で指名。課題の先発陣強化を図っており、チャンスもそう多くはないだろう。
同じく巨人でプレーする松本 剛(帝京出身)は22年に打率.347で首位打者を獲得したが、徐々に成績を落とし、昨年は66試合で打率1割台と苦しんだ。オコエ 瑠偉(関東第一出身)が退団した影響もあり、シーズン序盤は中堅手としてスタメン起用が想定される。それでも佐々木 俊輔(帝京出身)や外野手登録に変更となった中山 礼都(中京大中京出身)らレギュラーを狙う選手も多く、22年で見せた打撃を発揮できなければ、控えに回る可能性もある。