自主トレでコーチ陣も唸る「いい感じ」 西武の新人合同自主トレも第3クールに入りキャンプインまで2週間を切った。期待のドラ…
自主トレでコーチ陣も唸る「いい感じ」
西武の新人合同自主トレも第3クールに入りキャンプインまで2週間を切った。期待のドラフト1位・小島大河捕手(明大4年)が母校先輩の背中を追いながらプロ1年目からの活躍を誓っている。
ライオンズの新人13選手は寒風の吹く20日も、ベルーナドームを含めた球団施設でメニューを消化。1位・小島、3位・秋山俊外野手(中京大4年)ら野手陣は午後から本球場で約2時間のフリー打撃を行った。
打撃投手、そして打撃マシンを相手にバットを振り込んだ小島は「強打の捕手」の評判に違わぬバットコントロールで打球を広角に散らし快音を連発。視察に訪れていた黒田哲史内野守備・走塁コーチらをうならせていた。
この合同自主トレ期間中の課題を「まずはバットをしっかり振れるようになることと。体力面で1年間戦い抜く力をつけられればなと思います。まずは自分のことをしっかりやってピッチャーに対してどう対戦するかというところを意識してやっていきたい」と語っていた小島。「いい感じだと思います」と語る笑顔からも、充実度が見て取れる。
その即戦力ルーキーの1年目の目標は「1軍でしっかり活躍することと、新人王というタイトルを狙って頑張っていきたいと思っています」という堂々たるもの。この目標が実現すれば、西武の野手としては2017年の源田壮亮内野手以来、5人目の新人王が誕生することになる。
驚いた先輩・宗山塁の変貌
そんな小島が生き馬の目を抜くプロの世界で手本としているのが、母校・明大の1学年先輩で昨年、新人として1999年の巨人・上原浩治、西武・松坂大輔両投手以来、26年ぶりとなるベストナイン(遊撃手部門)を獲得した楽天・宗山塁内野手だ。
小島は宗山とはドラフト後に1度都内で食事をしたことを明かし「アドバイスは特にありませんでした。野球の話はあまりしないので…。いろんなピッチャーがいて(プロは)すごいよ、といったザックリとした話程度です」と語った。昨年、同じ“即戦力ルーキー”としてプロの世界へ先に飛び込んだ先輩・宗山の姿をこのような視点から見ていたという。
「技術よりも体がすごく大きくなったというのは最初すごく感じました。同じ左バッターとして タイプは似ていると思います。ホームランというより、広角にヒットを打っていくタイプだと思うので、去年の宗山さんの映像というのは頭に入れながら練習していきたいなと思います」
一方で、捕手として宗山と対戦するイメージについては「どんな球にも対応してくると思うので、宗山さんが嫌がるような配球ができればと思います。(攻略法については)大学の時とプロは違うと思うので、今年しっかり見つけていきたいと思います」と先輩に敬意を示していた。
“ポスト・源田”の呼び声が高い宗山はルーキーイヤーの昨年、パ・リーグ新人では最多となる122試合に守備の負担の大きい遊撃手として出場し打率.260、112安打、3本塁打、27打点、7盗塁を記録。激戦となった新人王投票ではロッテ・西川史礁外野手、日本ハム・達孝太投手に次ぐ3位だった。
同型の左打者で尊敬する先輩が叶わなかった新人王タイトルを獲得するためには、より守備負担の大きい捕手としてまずはチーム内競争に勝つこと。その上で数字的にも宗山を上回るものを残せるか。強打の捕手の前に立ちはだかる壁は高く大きい。(伊藤順一 / Junichi Ito)