<大相撲初場所>◇十日目◇20日◇東京・両国国技館【映像】大の里とは対照的なホクホク熱海富士 横綱・大の里(二所ノ関)が…
<大相撲初場所>◇十日目◇20日◇東京・両国国技館
横綱・大の里(二所ノ関)が前頭四枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)に押し出しで敗れ痛恨の3連敗。4敗目が決まった瞬間、大の里はなんとも言えない悔しそうな表情を一瞬浮かべた。一方、勝った熱海富士は2日連続の金星を手にし、両者の明暗に「見てるのが辛い…」「勝負の世界は厳しい」と様々な声が寄せられた。
2場所ぶりの幕内優勝を目指す大の里が不調だ。八日目に前頭三枚目・伯乃富士(伊勢ヶ濱)、九日目に小結・若元春(荒汐)に敗れ、なんとしても連敗を止めたい十日目の相手は、前日に横綱・豊昇龍(立浪)から金星を獲得した好調の熱海富士。
立ち合い正面から当たった両者は、大の里が右を差して形を作るが、果敢に攻めてくる熱海富士に押され劣勢に。左上手を取った熱海富士の勢いは止まらず、上手投げに大の里が必死に抵抗する形でもつれあうように転がった。軍配は熱海富士に上がったが、際どい決着に物言いがついた。協議の結果、両者の体が落ちるのが同時と判断され、取り直しとなった。
命拾いしたかに見えた大の里。だが取り直しの一番、立ち合い思い切って当たった熱海富士に対し、大の里が圧力をかけて一気に前に出るが、土俵際でかわした熱海富士が逆転の押し出しを決めて勝利した。大の里は沈痛な表情で悔しそうに叫び声を上げた。勝った熱海富士は2日連続となる金星を獲得、8勝目を挙げて今場所勝ち越しを決めた。一方、大の里は痛恨の4敗目を喫し、3日連続で金星を配給する結果となった。
取組を受け、ABEMAで解説を務めた元関脇・嘉風の中村親方は「大の里がというよりも、熱海富士が粘り強かったですよね。左の上手を取りにいくような格好で、もろ差しになられかけたんですけど、左から振って突き落としにいく。体を寄せることを大の里にさせなかったので、反応がよかった」と熱海富士の勝因を分析。「(大の里が)2本差した時に持ってかれたなと思ったんですけど、うまく回り込みましたよね」と称賛した。
2日連続で金星を挙げ、大量の懸賞を手にし、勝ち越しも決めて“ホクホク顔”の熱海富士。一方、3連敗で厳しい状況に立たされた沈痛な面持ちの大の里。明暗が分かれた両者に、視聴者からは「見てるのが辛い…」「悔しそう」「勝負の世界は厳しい」「これ以上にない勝ちだ」と様々なコメントが寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)