ダカールラリーの2026年大会は1月15日、ビシャ〜アル・ヘナキヤ間を走行するステージ11、347kmを走行。前日よりも…
ダカールラリーの2026年大会は1月15日、ビシャ〜アル・ヘナキヤ間を走行するステージ11、347kmを走行。前日よりもサンディな場所がなく速度域が上がる性格のコースでは、総合順位も大きく変動した。後方スタートが有利となったこの日は、マティアス・エクストローム(フォード・ラプター)が、自身8度目、今回3度目となるステージウインを獲得。
「このステージは、石やダストがすごく多かった。昨日やマラソンステージではいい走りができなかったが、走るのは楽しかった」とエクストローム。

A.S.O.
2番手タイムには、同じくラプターを駆るロマン・デュマが1分22秒差で続いた。

A.S.O.
累積でトップのナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)は、12分のリードを築いてこの日をスタート。ペースをコントロールし、17番手タイムでこのステージをフィニッシュした。
「今日、フィニッシュできてハッピー。ペースを判断するのが簡単ではなかった。セバスチャンが来たのが見えたので、彼にパスをさせて最後まで彼の後ろに留まった。リードを持っているので、数分のロスは問題ない。1位でこのダカールをフィニッシュできる」とアル‐アティヤは戦略を語った。

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一方、累積2番手で追うヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)は、140km地点で左リヤのベアリングが破損。修理作業で3時間以上の遅れを喫し、表彰台の望みが絶たれた。
「自分たちのダカールはこれで終わった。考えうるすべてのものを投げつけられた。毎日にように立ち上がっては走り続けるの繰り返しだった。今回のダカールは自分たちを打ちのめそうとしてきたが、なんとか凌いできた。でも今日は、タイヤの1本の小さなボルトが折れて、4時間もロスしてしまった」とラテガンは途方に暮れた。

A.S.O.
これで累積ではナニ・ロマ(フォード・ラプター)が2番手に浮上。さらに10分遅れで、サンドライダーのセバスチャン・ローブが3番手に順位を上げている。
「スタートから最後まで、いいリズムが築けた。石の多い区間では、かなりアグレッシブな走りでタイムを稼ぐことに挑んだ。ナッサーをパスして、このステージでは一番にフィニッシュしたよ」とローブは気合いを語った。
ステージ12は、アル・ヘナキヤ〜ヤンブー間を走行する310kmが設定。最終ステージが105kmの設定となるため、上位浮上を狙うためには最後のチャンスとなるかもしれない。川床が多いルートのため、さらなる不測の事態をもたらす可能性もあり、天気予報に注意を払うことも必要だ。
ダカール2026暫定結果(ステージ11終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー) 44:39:59
2 N.ロマ(フォード・ラプター) +8:40
3 S.ローブ(ダチア・サンドライダー) +18:37
4 M.エクストローム(フォード・ラプター) +21:32
5 C.サインツ(フォード・ラプター) +28:48
6 M.セラドーリ(センチュリーCR7) +36:06
7 L.モラエス(ダチア・サンドライダー) +37:01
8 T.プライス(トヨタDKR GRハイラックス) +56:59
2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツがストッククラスを戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーはステージ10、難度の高い砂丘でスタックはあったものの果敢にクリア。503号車のロナルド・バソがクラス4番手、後方からフォローした501号車の三浦昂もクラス5番手のタイムでステージをフィニッシュし、累積ではバソが3番手、三浦が5番手を堅守してマラソンステージを終えた。
三浦は「マラソンはダカールラリーらしい厳しいステージでした。少しでもライバル勢に追いついたりできれば良かったのですが、残念でした。今日は503号車がスタックすると後方から追いついてアシストすることが何回かあり、こちらもその際にスタックしたことがありました」と2日間を振り返った。
日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦する日野チームスガワラは、このステージ160㎞地点付近の砂丘の下り斜面で転倒。クルーに怪我はなかったが、斜面の途中に倒れた車両を引き起こして応急処置を行うために2時間ほどの時間を要した。走行を再開した後はペースを取り戻し、クラス15番手のタイムでフィニッシュ。累積では9番手に順位を落としたものの、競技を続けている。
菅原は「砂丘の斜面を斜めに下っていく途中、ちょうど変速によって駆動が抜けたタイミングでフロントが下がり、転倒してしまいました。今日は厳しい砂丘ステージを順調に走っていたので残念です。幸い車体のダメージは少なく、問題なく走行を続けられています」と状況を説明している。