ダカールラリーの2026年大会、これまでの市販車クラスを改訂して今年創設されたストッククラスは、ダカールデビュー戦のディ…
ダカールラリーの2026年大会、これまでの市販車クラスを改訂して今年創設されたストッククラスは、ダカールデビュー戦のディフェンダー・ダカールD7X-Rを駆るリトアニアのロカス・バチウスカが、チームメイトのサラ・プライスに4時間近くの大差をつけてトップフィニッシュを飾った。チームメイトのサラ・プライスが2位に入り、ディフェンダー勢が1‐2フィニッシュ。通算36回目のダカール参戦を果たした“ムッシュ・ダカール”ことステファン・ペテランセルも、ステージウインを3本マークしてクラス4位に入り、ディフェンダー勢は上々の形でダカールデビューを締めくくった。

Kin Marcin / Red Bull Content Pool
「ダカール初年でフィニッシュにたどり着いて勝てたのは、ディフェンダーにとってアメージング。ストッククラスで勝てるビッグチャンスが来ていた。自分にとって5度目のダカールで、優勝を持ち帰ることができた。チームも、寝不足になりながら素晴らしい仕事をしてくれた」とバチウスカは喜びを語った。
ペテランセルは「今回のダカールは、素晴らしい冒険だった。自分が知っているこれまでとは少し違ったが、新しいことをするのは、とてもいいね。チームのスピリットもとても見事だった。ラリー自体は浮き沈みがあったが、たくさんのいい思い出ができたよ」と振り返った。

Kin Marcin / Red Bull Content Pool
2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツをストッククラスに投入したチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、前日エンジンのオイル系統のトラブルでデイリタイアを喫した三浦昂の501号車は、メカニックの奮闘で朝までに修復を完了し、競技最終日を走行。途中、1本のパンクに見舞われたがクラス5位でフィニッシュに到着した。同じく前日はステアリング系トラブルに見舞われた503号車のロナルド・バソも、マシンの修復を受けてこの日をスタート。105kmのステージを集中して走り切り、クラス4番手のタイムでフィニッシュ。累積では3位でポディウムに上がった。

TOYOTA AUTO BODY
三浦は「結果は非常に悔しいのが本音です。でも、苦しい時に、ファンのみなさんの声援でチーム全員が力づけられました。応援いただいたことに感謝しています。自分がナビゲーター時代から約20年にわたってお世話になったTLCで走るのはこれで最後と思うと、寂しい気持ちです。でも、もっと上を目指したいと思うようになったのもこのチームのおかげなので、これからの活動も頑張っていこうと思います」と語った。三浦はこの後、最高峰クラスから世界ラリーレイド選手権の戦いに挑戦することが発表されている。
ポディウムでは、トヨタ車体松尾勝博代表取締役・社長、チーム代表の関隆史取締役・執行役員が現場にかけつけて健闘を称え、チームスタッフとともに観客の声援に手を振って応えた。
日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦した日野チームスガワラも、前日にトランスファー破損のトラブルに見舞われた後、メカニックが夜を徹して修復作業に挑み、最終日のステージをスタート。フィニッシュまで15kmという地点で左リヤがバーストするハプニングに見舞われたが、そのままの走行を敢行してフィニッシュ。前日の遅れで18番手まで後退していたが、最終的に14番手のタイムでフィニッシュ。累積ではクラス15位で大会を終え、35回連続完走を果たした。チームにも、日野自動車の脇村誠DCCOが駆けつけ、チームメンバーと握手をかわした。

Hino Motors
菅原は「今大会の結果は残念ですが、仕方ないです。クルマは良くなってきましたが、足りていないところもたくさんある。現状の実力はうまくいってクラス8~9位といったところでしょうが、小排気量の中型車だからと言ってそれに満足してはいけない。例えば平均車速の上がらない悪路が増えるなど、今のダカールは必ずしもパワーのある大型だけが有利とは限らない。我々ももっと戦えるはずだと思います」と締めくくった。

Hino Motors