今年3月で定年を迎える国枝栄調教師が、小倉牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝2000m)のエリカヴィータ(牝7)で…

 今年3月で定年を迎える国枝栄調教師が、小倉牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝2000m)のエリカヴィータ(牝7)で調教師史上9人目のJRA全10場重賞制覇を狙う。

 国枝調教師は55年4月14日生まれ、岐阜県出身の70歳。これまでにアーモンドアイやアパパネ、ブラックホークやマツリダゴッホといった名馬を手掛け、JRA通算でGI・22勝、重賞70勝を含む9479戦1119勝。日本を代表する名トレーナーだ。

 小倉牝馬Sにはエリカヴィータを送り込む。明け7歳のキングカメハメハ産駒。22年のフローラSで重賞初制覇。その後は19連敗中だが、前々走の府中牝馬Sが0秒4差の6着、前走の新潟牝馬Sが0秒5差の7着だから、大きな衰えは感じられない。伯父のキンシャサノキセキは7〜8歳時に高松宮記念を連覇。そういった血統背景を考えても、ここで一発があっていいだろう。

 国枝調教師はこれまで小倉を除くJRAの9場で重賞を制している。ただ、小倉では延べ6頭を出走させながら、17年の小倉記念のサンマルティンの2着が最高着順。惜しくも勝利に手が届いていない。残るチャンスは今回と小倉ジャンプS、小倉大賞典の3鞍のみ。調教師生活最後の冬、名伯楽が大きな勲章をつかみ取ることを願いたい。

【国枝栄調教師のJRA競馬場別重賞成績&初制覇】※初制覇の早い順
・中山213戦26勝…98年ダービー卿CT・ブラックホーク
・京都73戦5勝…99年スワンS・ブラックホーク
・阪神65戦8勝…00年阪急杯・ブラックホーク
・東京206戦22勝…01年安田記念・ブラックホーク
・札幌29戦1勝…07年キーンランドC・クーヴェルチュール
・福島41戦1勝…08年福島牝馬S・マイネカンナ
・中京41戦3勝…13年中日新聞杯・サトノアポロ
・新潟38戦3勝…19年レパードS・ハヤヤッコ
・函館14戦1勝…22年函館記念・ハヤヤッコ
・小倉6戦0勝