阪神・伊藤将司投手(29)が19日、福岡県内で岩貞祐太投手(34)、坂本誠志郎捕手(32)、百崎蒼生内野手(20)らと…
阪神・伊藤将司投手(29)が19日、福岡県内で岩貞祐太投手(34)、坂本誠志郎捕手(32)、百崎蒼生内野手(20)らと自主トレを公開し、54年ぶりの偉業達成を意気込んだ。改めて最多勝を宣言し、目標に掲げたのは15勝。球団左腕では1972年の江夏豊以来となる、入団6年目以内の50勝到達を見据えた。“復肩”へ向け、投球動作を見直していることも明かした。
温かい日差しが降り注ぐグラウンドに、伊藤将の元気な声が響いた。キャッチボールにランメニュー、ノックでは受けるだけでなく、バットも握った。大きな目標があるからより一層、練習に熱が入る。昨年11月の契約更改から公言しているのが「最多勝」。目指す勝ち星も明確だ。
「最多勝を獲るには15(勝)とかだと思うので。そこを目指してやっていけたらいいなと思います」
有言実行すれば、偉業も成し遂げることになる。プロ5年目を終え、通算37勝。今季13勝以上で50勝に到達する。実は、球団左腕でプロ6年目以内に50勝を挙げれば、1972年の江夏豊以来の記録となる。3年目までは10勝、9勝、10勝とローテを支えてきた左腕。しかし、24年は不調に苦しみ4勝。昨季は勝ち星に恵まれない時期もあり、4勝に終わった。
今年こそ復活を遂げたい。「プロやってたらタイトルは獲ってみたいもの。達成できるように」と自身初のタイトルを狙い、レジェンド左腕以来の快挙も果たす意気込みだ。そのために、1月は技術面をテーマとして取り組んでいる。フォームは昨季から変えないが、見直しているのは投球動作だ。
よりボールに力が伝わりやすいように、地面についた右足の膝が三塁側に割れないように意識し、ブルペンにも多めに入って改良を重ねる。「球速はまだ測ってないので分からない」というが、「自分の感覚ではすごくはまってる感じがする。力感なく球が勝手に切って(走って)いく感じがする」とすでに好感触を得ている。
2月1日のキャンプ入りに向けても準備は整ってきている。例年より早めにブルペン入りできており、「キャンプに入ったら投げられると思う。あとは温度もまた違うので、そこは焦らずというか、投げる状態はできてるので、気候に合わせながらやっていけたら」と順調な様子を明かした。5月には30歳の誕生日も迎える。笑顔で終えられる三十路(みそじ)のシーズンにする。