パ・リーグ覇権争いのキーマンたちが、早くも場外戦を繰り広げた。日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が19日、大分・佐伯市内で…
パ・リーグ覇権争いのキーマンたちが、早くも場外戦を繰り広げた。日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が19日、大分・佐伯市内でソフトバンク柳田悠岐外野手(37)らとの合同自主トレを公開。
今回で5度目のコラボとなる弟子と“大師匠”は、練習後の取材対応で舌戦を展開した。昨季も最後までリーグ優勝を争ったライバル同士が、春季キャンプが始まる前から激しく互いを意識しあった。
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最高気温15・6度と春のような陽気だった佐伯中央病院スタジアム。半袖姿で練習していた清宮幸はランチタイムに「柳田“大師匠”から皆さんにうどんの振る舞いがあります」と笑顔でアナウンスした。厳しいトレーニングの中にも和気あいあいとした雰囲気が漂っていたが、一変したのは練習終了後。柳田が、新選手会長となった弟子に「ビールかけの音頭を取らせない」と発言したことで“スイッチ”が入った。
清宮幸 ここでは一緒に練習に取り組んでますけど、シーズンが始まればもちろんライバル。今年こそは僕らが絶対勝つと思ってるんで、音頭は取りたい。
ビールかけは、リーグ優勝チームにだけ許される歓喜の儀式だ。いくら“大師匠”でも、譲る気はない。柳田から「『(過去に)ビールかけしてそうだな、お前』とか言われました(笑い)」とからかわれたが、もちろん、まだ未経験。実現のためにも“大師匠”を追い越していきたい。
清宮幸 ギータさんには去年から「馬主にもなれ」って言われてるんで(笑い)。打って稼げ、打たなきゃなれねぇぞっていうことなんで、超えていけたら。
2年連続でソフトバンクに首位を阻まれ2位。今季ついに大台突破の推定年俸1億3000万円となった清宮幸だが、馬主となれるくらい価値ある大活躍ができれば、チームも10年ぶりのリーグVが見えてくるはずだ。
柳田が選手会長に就任した18年は、チームが日本一に輝いた。清宮幸は「すごい縁起のいいことだなと思うんで、そういうエネルギーを少しでもたくさん吸収できたら」と話したが、その年のソフトバンクはペナントレースでは2位だった。“大師匠”を「超えていけたら」と誓うなら、選手会長1年目でのリーグ優勝&日本一しかない。早くも勃発した熱き場外戦で、自身の使命を再確認した。【木下大輔】