本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 今週の重…

 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日に小倉牝馬S(GIII)、日曜日にアメリカジョッキークラブカップ(GII)とプロキオンS(GII)が行われます。その中から中山競馬場で行われるAJCCを取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年のAJCCでの前走着順別成績を見ていきます。過去10年のAJCCでは前走5着以内の馬が[7-6-6-48]。前走6着以下は[3-4-4-64]となっていて勝率や連対率、複勝率などは前走5着以内の馬の方が高い数値を残しています。前走で掲示板に載って大崩れしていない馬の方が好走する可能性が高いと言えます。

 前走で6着以下だった馬については、その時のレース格や中山での重賞実績に注目です。前走6着以下で馬券に絡んだ11頭のうち、7頭が前走で国内外のGIに出走。GIはハイレベルなメンバーが相手になりますので、そこでの敗戦は度外視して考える必要がありそうです。

 残る4頭はコスモキュランダ、マイネルファンロン、ステイフーリッシュ、マイネルミラノ。この中でマイネルミラノを除く3頭は中山の重賞で3着以内の実績があり、中山への優れた適性を示していました。マイネルミラノは中山の重賞で3着以内に入った経験はありませんでしたが、AJCCと同じ舞台のオールカマー(GII)で4着に入った実績がありました。中山芝2200mは距離やコース形態が特殊ですし、同舞台で掲示板に載っている馬も適性面から注意した方がいいのでしょう。

 今年のAJCCでも前走の着順やそのレースの格。さらには中山での重賞実績などは必ずチェックしたいところです。それでは早速ですが、今週のAJCCでAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆人工知能は中山芝2200mの実績を重視!?

ドゥラドーレス

 これまで重賞タイトルの獲得はありませんが、22年の菊花賞(GI)で4着に入っているように実力は十分。近走も重賞で3戦連続2着と安定しています。3走前のエプソムC(GIII)はスタートで出遅れて後方から。直線は前にスペースがなく少しずつ外目へ持ち出す形に。この間に勝ち馬にはリードを広げられてしまい、結果的にここでのロスが響き勝ち切れず。2走前の七夕賞(GIII)はゴール前の脚は際立っていましたが、逃げた勝ち馬を捕えきれず。ただ、この日の福島で行われた芝レースは逃げた馬や4角先頭の馬が軒並み好走する馬場。その中で大外枠から差して崩れなかったのは素直に評価できる内容だったと言えます。

 前走のオールカマーはGI勝ち馬のレガレイラの2着。レースでは序盤は中団やや後ろのポジションでしたが、向正面で動き出した馬に合わせるかのように進出開始。前にいたレガレイラに蓋をするような形。早めに動く競馬となりましたが、勝負所の手応えもまずまず。直線もしっかりと反応していました。しかし、勝ち馬の決め手に屈し三度の2着。それでも3着以下には決定的な差をつけていましたし、能力は十分に示した一戦だったように思います。今回はGI勝ち馬が不在ですし、条件も申し分なし。自身の力を出し切れれば、ここも勝ち負けになりそうです。

マテンロウレオ

 昨年のAJCCではダノンデサイルと僅差の競馬で2着と好走していますので、すでにこの舞台への高い適性は証明済み。その後の3戦は今ひとつの結果に終わっていますが、3走前の日経賞(GII)8着、2走前の目黒記念(GII)7着は雨の影響を受けた馬場が敗因で参考外。前走の鳴尾記念(GIII)での3着は直線で前が空かずに追い出しを待たされた中での結果。ゴール前の脚は目立っていましたし、まともなら2着はあったと思わせる内容でした。

 本馬の特徴のひとつとして挙げられるのは自在性でしょう。5走前の中日新聞杯(GIII)は差して3着でしたが、4走前のAJCCは先行して連対確保。相手や枠などに応じて脚質を変えられるタイプですし、展開に左右されないのは強みと言えます。気性的に少し難しさがあるタイプのようですが、今回も主戦の横山典弘騎手が騎乗予定ですし、手の内に入れている鞍上なら心配なし。ここも本馬の力を出し切れる乗り方を見せてくれるでしょうし、能力通りならば上位争いになっても不思議はありません。

アルビージャ

 前走のチャレンジC(GIII)は9着。先団の内目につけていましたが、4コーナーで外から動いてくる馬の影響で前にいた3頭がズルズルと下がってくるロスあり。その煽りを受ける形で本馬も後退を余儀なくされ、直線入り口では最後方近くまでポジションを落としてしまいます。さすがにこの位置から巻き返すことは難しく、大敗も致し方なし。

 2走前のオールカマーは勝負所で大外を回るロスのある競馬で5着。しかも、前に行った馬が上位を独占する中、本馬は中団追走から掲示板を確保。流れが向かない中で崩れなかったのは、能力と中山芝2200mへの適性の高さがあったからでしょう。今回はケガのため、前走のチャレンジCからおよそ1年2か月ぶりの出走。休み明けの不安は残りますが、3走前の関越S(OP)が2年2か月ぶりで4着に入っていますし、長期休み明けでも能力は出し切れるタイプと言えます。この中間はウッドと坂路を併用してしっかりと乗り込まれていますし、休み明けでも態勢は整っていそうです。相手は強力ですが、中山芝2200mの高い適性を生かせれば、上位に食い込んでも驚きはありません。