<スペインリーグ:Rソシエダード2-1バルセロナ>◇18日◇第20節◇レアレ・アレーナ【サンセバスチャン(スペイン)=高…

<スペインリーグ:Rソシエダード2-1バルセロナ>◇18日◇第20節◇レアレ・アレーナ

【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が、ホームのバルセロナ戦に先発し、後半24分に負傷交代した。

左太もも裏を痛めたとみられ、担架でピッチを後にした。チームは首位を快走する相手との激闘を2-1で制したが、主力にけが人が続出している日本代表にとっては痛い一戦になった。

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久保が突然、苦悶(くもん)の表情を浮かべてピッチに倒れ込んだ。首位バルセロナを相手に1点リードで迎えた後半20分過ぎ、カウンターを仕掛けようと自陣ペナルティーエリア手前から全速力で前線へ駆け出した。右手を挙げてパスを要求し、敵陣に入ろうとしたところで左太もも裏を押さえて転倒。そのまま起き上がることができず、担架で運ばれて交代した。

前半32分に先制点の起点になるなど攻守に精力的な動きを見せていたが、突然のアクシデント。マタラッツォ監督は「まだ検査を行っていないが、筋肉系のけが。攻撃面だけでなく、守備面でも貢献できる能力があり、我々にとっては右サイドで非常に重要な選手なので残念。どのくらい離脱するかはまだ分からない」と話した。

チームは首位を快走するバルセロナの公式戦連勝を11で止め、マタラッツォ監督が就任した年明け以降はスペイン国王杯を含め4戦無敗といい流れにある。ただ、久保はこの約2週間で4試合をこなす過密日程の中、ほぼフル稼働。PK戦で勝利した13日のスペイン国王杯では延長戦を含め120分間フル出場しており、フィジカル面に負荷がかかっていた。スペイン紙マルカは「重度の筋肉損傷の可能性がある」と伝えた。

久保の負傷は左足首を痛めた昨年9月以来で、今回は長期離脱となる可能性もある。6月にW杯を控える重要なシーズン。日本代表はDF冨安やDF町田の長期離脱者だけでなく、最近はGK鈴木、MF鎌田、MF南野と主力に負傷者が続出している。久保は昨年末に「W杯までしっかりコンディションを上げていきたい」と日本代表としての自覚を口にしていたが、悔やまれるタイミングで無念の負傷となった。

◆日本代表の主な負傷者 昨年8月にDF町田浩樹(ホッフェンハイム)が左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、W杯出場は厳しい状況。同11月にはGK鈴木彩艶(パルマ)が左手の中指と舟状骨を骨折して手術を受け、全治は3~4カ月と診断された。同12月にはMF鎌田大地(クリスタルパレス)とMF南野拓実(モナコ)が負傷。鎌田は右太もも裏のけがで8~10週間離脱すると所属クラブが発表したが、南野は前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷で、W杯出場は極めて難しいとみられている。右膝のけがで実戦から1年以上遠ざかっているDF冨安健洋はアヤックスへの加入が決まり、復帰を目指している。