◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(18日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)2年前、「…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(18日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
2年前、「ソニーオープン」が行われるホノルルを訪れたクリストファー・ゴッターアップはプレーしないままコースを後にした。当時は下部コーンフェリーツアーから昇格したばかりの1年生。「会議室に8時間もこもって話を聞いたんだ」。出場権がめぐって来ず、ルーキーのオリエンテーションに参加しただけで、自宅にとんぼ返りした。
その年の5月に「マートルビーチクラシック」で初優勝し、昨年は欧米共催「ジェネシス スコットランドオープン」でロリー・マキロイ(北アイルランド)らを退けて2勝目。2回目の出場となった今大会は、2位から出た混戦の最終日に「64」で回り、通算16アンダーで逆転優勝を飾った。
前半アウトでスコアを3つ伸ばし、右から追い風が吹いた後半12番、左から向かい風の13番でフェアウェイをしっかりキープし、7m前後のバーディパットを立て続けに決めた。17番(パー3)9Iでの第1打を3mにつける7つ目のバーディで勝負を決め、最終18番(パー5)は3オン2パットの鉄壁ディフェンスで逃げ切り。「2打目で250yd残っても構わない」と勝負に徹した。
「1つ、2つと優勝の経験があれば、重圧がかかっていても実力を出せると考えられる」と積み上げた自信を武器に、レギュラーツアー69試合目にして3勝をマークした。
勝者に限らず、ホールアウトした選手がフラワーレイを首にかけられる恒例行事は今回で見納めかもしれない。PGAツアーは昨年CEOに就任したブライアン・ロラップ氏のもと、収益性の向上を目的に来季のスケジュールの見直しを図っており、現行大会の一部を終わらせる可能性が高いという。ことしでソニーとのスポンサー契約が切れるタイミングの本大会はそのひとつと見られており、例年マウイ島で開催の「ザ・セントリー」とともに、年始のハワイシリーズが消滅に向かっている。
ソニーオープン前身の「ハワイアンオープン」では1983年、青木功が最終ホールのイーグルで日本人選手としてツアー初勝利を挙げた。そして2022年、松山英樹がプレーオフを制したトーナメントは60年にわたる物語にピリオドを打つのか。(ハワイ州ホノルル/桂川洋一)