◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(18日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)「アイツ、…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(18日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
「アイツ、小学生のときに世界一でしたから」。PGAツアー3年目を迎えた久常涼がそう言うのは、昨年の国内ツアー賞金王・金子駆大のことだ。
ふたりは2002年生まれの23歳で、ともに9月の誕生日も5日違い。久常の頭には、小学2年時に「世界ジュニア」(7歳~8歳の部)で優勝した金子に関する記憶がある。当時、高知県でともに出場したジュニア大会で同じ組でプレーした。「スタートのアナウンスで『世界ジュニア優勝のコウタ』、『世界ジュニア7位とかの僕の知り合い』、それと、『誰だ?っていう僕』が一緒で。コウタはイーブンパーくらいで回っちゃう。僕は120くらいでしたけど(笑)」
時は流れ、両選手はそれぞれが違う道を歩み、ひとりはPGAツアー選手、ひとりは日本ツアーのトップになった。金子は今季、DPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場にする。2023年、同ツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞する活躍を見せて米国に渡るきっかけをつかんだ久常は「日本とそんなに変わらないから大丈夫」とエールを送ったという。
未体験のコースや、初めて会う選手たちを警戒し過ぎる必要はない。むしろ異国を、違う環境を楽しむくらいの姿勢でいい。「カワムラスタイルですよ」と久常が言うのは、ケガで離脱中の旅人ゴルファー・川村昌弘のような姿勢を指す。「やっぱり、“全肯定”しなきゃいけないですよね」。不測の事態が起こるのは、コースの中だけではない。私生活でもトラブルを受け入れ、早く“消化したもん勝ち”なのは、ゴルフゲームと同じだ。
金子は2週後の「バーレーン選手権」(ロイヤルGC)で欧州ツアーデビューを目指す。「今回、(ソニーオープンで)予選を通ったことも自信にはなると思います。DP でいろんなところに行って頑張りたいなと思います。試合をするのが一番楽しみ」。ゆっくり、日々一歩ずつでも進めればいい。(ハワイ州ホノルル/桂川洋一)