コブラは慣性乗積(POI)に着目した新シリーズ「OPTM」ドライバー、メタルウッドを発表した。コブラにとって思い切った…

ハワイでお披露目されたコブラ「OPTM」シリーズ (Cobra)

コブラは慣性乗積(POI)に着目した新シリーズ「OPTM」ドライバー、メタルウッドを発表した。コブラにとって思い切った新機軸となり、従来のドライバーモデルに搭載されすでに成功を収めているH.O.Tフェーステクノロジーインサートと、高度なカスタマイズを可能にするFutureFit33ホーゼルシステムも継承している。

POIとは? OPTMではどう活用されているのか

これまでドライバーは慣性モーメント(MOI)こそが盛んに議論され、研究されてきたトピックであり、用具メーカーはMOIを高めることで寛容性の獲得に繋げようとしてきた。MOIはクラブヘッドがオフセンターヒット時に、垂直軸と水平軸に対してどれだけねじれにくいかの指標である。

対してPOIは、クラブヘッドが全ての軸に対して同時にどれだけ斜め方向へ回転するかの指標となる。コブラはこのPOIを下げることでエネルギー分散の度合いが狭まり、できるだけギア効果(インパクト時のクラブフェースのねじれ)を抑え、より正確なショットが打てると考えている。

コブラプーマゴルフ製品アーキテクチャおよび顧客コネクション部門副部長のホセ・ミラフロール氏は「MOIも重要であることに変わりはありませんが、全体的な精度という意味合いにおいて、POIは新たな地平です」と説明する。

「設計において、我々はMOI(安定性)を高めつつ、POI(立体的なねじれ)を低減させようとしました。POIはクラブヘッドがスイングに合わせてより自然に回転することを可能にするため、寛容性を方向的な一貫性へ寄せます。例えば、(MOIが)10kのドライバーを使いながら、トウ側の高い部分に当たったショットの結果が散々になっているようであれば、それは使用するドライバーが高POI設計になっている可能性がありますが、これは現在の高MOIモデルでは一般的な欠陥なのです」と述べた。

では、POIはどこに関わってくるのか?OPTMシリーズの各ドライバーヘッドは、重心(CG)の配置を向上させるため、それぞれAIにより最適化された独自形状をしている。ドライバーヘッド自体は、より中央にCGを配置するべく丸みを帯びているが、コブラはAIモデルの実行により、POIを最小限に抑える上で最適な重量配置を割り出したのである。

4モデルの重量オプション

スイングの速いプレーヤーに最も適した「LS」モデルは、トウ上部、ヒール中部、後部にウエートポートを備え、それぞれ11g、7g、3gの可動式ウエートが搭載されている。ツアー好みの形状が特徴の「X」モデルは、トウ上中部と後部にウエートポートを備え、それぞれ11gと3gの可動式ウエートが搭載されている。4モデル中、MOIが最大で最も寛容性の高い「MAX-K」は、寛容性を最大限に引き出すための大型形状が特徴で、固定式で11gのリアウエートが装着されている。「MAX-D」はスライサーのスイングをより真っ直ぐに矯正する設計となっており、軽量設計、内蔵ドローバイアス及び大型形状が特徴で、クラブヘッドのヒール側に11gの固定式ウエートが装着されている。

カスタマイズ性能とフェース技術は継承

OPTMシリーズには、「DSアダプト」シリーズで採用されたコブラのFutureFit33ホーゼルシステムと、H.O.T.フェースインサートが搭載されている。FutureFit33ホーゼルは、33種類のロフトとライ角設定をそれぞれ個別に調整することを可能にする。スマートパッドテクノロジーを実装することで、ロフトやライ角の設定に関係なくフェースがスクエアなアドレスを実現し、同じソールの形状設計を踏襲することでクラブのナチュラルな座りを維持した。また各ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッドにはH.O.T.フェースが搭載されており、マシーンラーニングによりフェースに作り出された15のホットスポットがフェース全域でのホール初速を最大化することで、オフセンターのコンタクトを補助する。

フェイウェイウッドとハイブリッド

OPTMシリーズは、フルレンジの番手が揃ったフェアウェイウッドもPOIに主眼が置かれているほか、H.O.T.フェースインサートと、高度なカスタマイズが可能なFutureFit33ホーゼルシステムが搭載されている。ラインアップは「LS」、「X」、「MAX」の3モデル。重心が低く前方に位置するLSは、シリーズで最もディープフェースかつ低スピンモデルで、リア、ヒール、トウ部分にそれぞれ3g、11g、14gの可動式ウエートが装着されている。

重心が中央に位置したXは、中程度のフェース高で、クラブヘッドのリアとトウ部分に3gと17gの可動式ウエートを装着。MAXは最も寛容性の高いドローバイアス設計で、重心は後方ヒール側に位置し、3モデルでは最もシャローフェースとなっている。

OPTMハイブリッド」はコブラの新メタルウッドコレクションを完成させる存在であり、更新されたやや大きめのアドレス形状とシャローになったフェース高が、簡単な高打ち出しと最適化された弾道を実現する。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)