米球界を席巻する大型補強を展開し続けるドジャース(C)Getty Images ワールドシリーズ3連覇に向け、ドジャース…

米球界を席巻する大型補強を展開し続けるドジャース(C)Getty Images

 ワールドシリーズ3連覇に向け、ドジャースは“穴”を完全に埋めた。現地時間1月15日、今オフのFA市場の目玉となっていたカイル・タッカーと4年総額2億4000万ドル(約379億2000万円)の電撃契約を締結した。

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 3000万ドル(約47億4000万円)の後払い契約が付帯するものの、年俸6000万ドル(約94億8000万円)というメガディールは、球界を騒然とさせた。大谷翔平との10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)をはじめ、昨今に大型契約をいくつも成立させているドジャースだが、その資金力の底は見えない。まさに圧倒的である。

 だが、大枚を叩き続けるドジャースの大型補強は波紋も呼んでいる。米球界のあらゆる事情に精通する米スポーツ専門局『ESPN』の敏腕記者であるジェフ・パッサン氏は、米ポッドキャスト番組『The Pat McAfee Show』に出演し、ドジャースのタッカー獲得による関係者たちの反応を代弁するように語っている。

「ドジャースはワールドシリーズを連覇して、さらに動いている。このFA市場では最高の選手たちを獲得した。だから多くの人々はシーズン開幕を前に『自分たちにはチャンスがない』と感じている。そして、それは決してファンだけじゃない。選手や関係者たちも、だ。

 私は、タッカーの契約直後にある選手から連絡を貰った。彼は言ったよ。『あのドジャースにどうやって勝てっていうんだ?』とね。もちろん野球は必ずしも“最高”のチームが勝つわけじゃない。だが、ここ数年はそうなっている。球界にはまたそうなるという恐れがある」

 球界から漏れる“本音”を明かしたパッサン氏は「時にはルールを進化させ、変える必要がある」と提唱。今年12月1日に期限切れを迎える労使協定の交渉において、“逆サラリーキャップ制”の導入を訴えた。

「必ずしもサラリーの上限を決める必要はない。むしろ下限を決めるべきではないか。ファンは今の野球界を『不公平だ』と感じている。ならば、現代社会のニーズに合わせて変わる必要があるだろう。やはりこのスポーツはファンのためにあるべきなんだ。投資をしようとしない一部のオーナーたちは、野球に幻滅し、離れようとしているファンの声に耳を傾けるべきだ」

 華々しいドジャースの“一強化”。だが、その進化は米球界の不満を増大させてもいるようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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