高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…
高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。
昨年秋の関東大会で4強入りを果たした佐野日大(栃木)では、リードオフマンの左打者、杉田 侑也外野手(1年)が打線をリードした。
栃木大会では5試合で打率.333をマークすれば、関東大会でも3試合で同じく打率.333を残し、チャンスメーク役に徹して得点力に寄与してきた。関東大会では5安打中、内野安打が3本と俊足も生かして出塁も重ねた。関東大会・準々決勝では、第1打席で二塁ベース寄りの二ゴロで内野安打。二塁手が捕球した後、想定以上に杉田の足が速かったことに気づいたように、慌てて投げた送球が高くそれたことも要因だったが、いずれにしても杉田の俊足が生んだ安打だったことは間違いない。
右足をあらかじめ左足よりに引いて、グリップを動かしながら投球を待つ。上半身から力が抜けてリラックスしたような構えでもある。これが一気にスイングへと向かうことでスピードとパワーが生まれている。リストの柔らかさもあり、打球の速さにもつながる。
まだ1年生で177センチ、72キロと細身の体だが、走攻守のセンスは将来性を感じる。この冬を越えて、鍛えられた体で臨むセンバツの舞台が待ち遠しい。