◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)トニー・フィナウが自慢げに言…

トニー・フィナウはピンのプロトタイプのミニドライバーを手にニッコリ

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

トニー・フィナウが自慢げに言った。「いいだろう?コレ。ピンが良いものを作ってくれたんだ」。手にしていたのは真っ黒なドライバー。だが、よーく見るとちょっと小さいような…。ソールにはおなじみのPINGのロゴ、その下にはPROTOTYPEの文字。限りなくシンプルなデザインが、正真正銘のプロトタイプであることを際立たせた。

開幕戦会場で契約選手の何人かがテストしている謎のクラブ。用具担当者(ツアーレップ)によると、ヘッド体積は335cc、まさにミニドライバーだという。「ツアーで多くの選手から『ミニドライバーが欲しい』という要望がたくさんありました。実は私たち(ピン社)にはないモデルを使ってみたいというプロもいたんです」。近年、テーラーメイドやキャロウェイ、コブラなどがこぞって製品化した流れに、ピンも満を持して追随した模様だ。

構えたときの見た目は、大きさを除けば「G440」シリーズに代表されるような、同社の1Wのフォルムと言って間違いない。あくまで試作品だが、「チタンフェースで(ヘッド後方に)取り外し可能なウエートがあり、ドロー・フェード・ニュートラルのポジションを選べる」。ドライバーと同じスリーブを使用しており、シャフトを脱着できるという。

フィナウが使うミニドライバー

ティアップ時はもちろん、地面からのショットも用途として想定しているそう。ツアーレップが「ドライバーショットでコントロールがうまくいかないゴルファー、3番ウッドよりも少し飛距離を出したい人向け」と言うように、対象選手は幅広い。

フィナウは「僕の中では3Wの代わり」に使いたいタイプ。「1Wより飛距離は25ydから30ydくらい落ちるけれど、ボールをコントロールしやすい」とすぐにでも実戦で投入したい様子だ。13度のロフト表記のヘッドを、弾道調整機能を使って12度にしているという。現段階では市販の予定はなく、デザインも今後アップデートされる可能性がありそうだ。(ハワイ州ホノルル/桂川洋一)