2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表…

2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表された各地区推薦の9校のなかから2校が選考されるが、吉報を待ちわびる9校をそれぞれ紹介していく。

 近畿では、昨年秋、奈良大会4強の郡山 [https://www.hb-nippon.com/teams/3434]が選出された。昨年秋の奈良大会の成績は以下の通り。

<奈良県大会>
2回戦 6-0 添上
3回戦 10-0 県立商
準々決勝 5-4 高田商 [https://www.hb-nippon.com/teams/3422]
準決勝 0-9 智弁学園
3位決定戦 4-6 橿原学院

【投手陣】

 外野手と投手を兼任する大山 颯人投手(2年)が勝負どころで好投を見せて、昨秋の快進撃をリードした。強豪の高田商 [https://www.hb-nippon.com/teams/3422]との準々決勝で2番手として8回から登板。同点に追いつかれた直後の大事なマウンドにも、2回を投げて無安打無失点。相手の勢いを止めて9回勝ち越しでの勝利につなげた。初戦の2回戦でも先発し4回を無失点に抑えている。敗れた3位決定戦でも先発完投し、13安打6失点も自責点は3だった。打っても3番を任される攻守の軸が、チームの勝敗を握る。

 背番号11の古川 陸翔投手(1年)、同20の田淵 祥太投手(1年)も県大会で登板を経験した。

【打撃陣】

 3位決定戦で打点を挙げたのは4番の西山 陽向内野手(1年)、5番の井原 諒内野手(2年)、7番の鈴木 逞斗内野手(2年)に、8番の田添 皓太捕手(2年)。鈴木は3安打を放つ活躍だった。1番・吉松 幸一郎内野手(1年)がリードオフマンとして出塁すれば、チームの得点力がグッと上がる。

 県内有数の進学校。創立は1893年と明治時代まで遡る伝統校でもある。2024年は春夏秋すべて4強入りを果たしている。工夫しながら少ない練習時間のハンディを克服し、県内でコンスタントに成績を残してきた。

 センバツの長い歴史のなかで、第1回大会から近畿地区からは公立校が選出され続けてきた。昨年秋の近畿大会では公立校が結果を残せず、一般枠での選出は絶望的となっている。残る望みは21世紀枠のみ。郡山が歴史をつなぐことができるか。