日本ハムのエスコンフィールドユニホームが大好評「色も含めてかっこいい。大好き」(万波中正外野手)、「これ、僕のために作っ…

日本ハムのエスコンフィールドユニホームが大好評

「色も含めてかっこいい。大好き」(万波中正外野手)、「これ、僕のために作ったんですよね?」(郡司裕也捕手)、「ここ3年で一番かっこいいんじゃないですか」(達孝太投手)と、主力選手が絶賛する「エスコンフィールドユニホーム2026」が大きな話題を呼んでいる。

「おかげさまで、過去最高の受注数なんです」

 そう話すのは、昨年に引き続きエスコンフィールドユニホームを担当した、ファイターズスポーツ&エンターテイメント事業戦略部の佐藤優太さんだ。受注販売の申込み受付直後からファンの支持を集め、レプリカユニホームの受注数は昨年比1.5倍という過去最高記録を更新したという。

 ポップな「雲」のデザインで北海道の雄大な空とエスコンフィールドのグラウンドを表現し、鮮烈な印象を残した昨年から一転、今年はエスコンフィールドの「天然芝」と「建築(柱)」をモチーフにした、クールで洗練されたデザインへと変貌を遂げた。選手たちからも「ここ3年で一番かっこいい」と絶賛されるユニホームは、いかにして生まれたのか。

「カッコよさ」への回帰

「2025年の『雲のユニホーム』は、2024年の黒い鉄骨のようなデザインから一気にポップな方向へ振ったことで、大きなインパクトと反響がありました」と佐藤さんは振り返る。

 球場全体を明るく彩ったその成功体験を経て、2026年モデルで目指したのは「カッコよさ」への回帰だった。有機的な美しさを宿す「天然芝」と、無骨で無機質な「柱」のコントラストは「そう来たか!」とファンを唸らせた。まさに“着る”エスコンフィールドだ。

 選手からの評判も上々だ。特にレガースに緑色を用いているほどグリーン好きの郡司からは冒頭のようなジョークが飛び出すほど、選手たちの感性にも深く刺さっているという。

 SNSなどを通じてファンの膨大な意見に目を通しながらも、企画の「ブレてはいけない軸」を大切にしているという佐藤さん。今回のユニホームで最も目を引くのが、その深みのある独特な「グリーン」だ。

「エスコンフィールドのユニホームである以上、球場内の何かに着想を得ることは決めていました」

 佐藤さんは球場の景色を眺めながら連想ゲームを繰り返し、「芝生」へとたどり着く。しかし、その緑色の選定は困難を極めた。

「緑色はユニホームに落とし込むのが本当に難しいんです」

 明るい緑ではかわいくなりすぎてしまう。他球団で使用している色も当然ダメ。そこで採用されたのが、近くで見ると青みがかって見える濃い緑色だった。

日本ハム選手たちの日常にヒントも

 デザインのインスピレーションは、選手たちの日常にも隠されていた。

「達(孝太)投手が私物の帽子のロゴ部分を自分でグリーンに塗って被っていたり、郡司選手が緑色の道具を使っていたり。グリーンが今のチームのニューヒーローたちにバッチリはまる色だという確信がありました」

 ファイターズのユニホームに共通するこだわりといえば“刺繍”だが、今回はその質感にもこだわった。

「〈ミズノ〉さんの協力で、朝露で濡れた芝のように光る、光沢感のある濃いブルーグリーンを再現できました。刺繍糸一本の色味までこだわり抜いています」

 袖にあしらわれたラインは、芝が生き生きと生えている様子を表現。エスコンフィールドが持つ「未来感」と「自然」が見事に融合した。「あと、これはぜひ皆さんにお伝えしたいことなのですが」と佐藤さんは続ける。

「エスコンフィールドの美しい芝生は東洋グリーンさんの整備や管理によるもの。グラウンドキーパーの皆さんのプロの整備が、ユニホームに説得力をもたせてくれています」

 ベースカラーに採用された「黒」にも、明確な意図がある。

「単に野球界で黒が流行っているから、という理由ではありません。エスコンフィールドのブランドカラー(黒・水色・白)の中で遊ぶ、というルールがあります」

 今回の黒は、球場の巨大な柱の色(ピラーブラック)からサンプリングされたものだ。マットで高級感のあるしっとりとした黒。グリーンとの調和も考えられている。

 これら採用した色の組み合わせに被りがないか、他球団含めユニホームの遍歴を洗いざらい調べていたところ、奇しくも1946年のセネタース(前身球団)がユニホームに青にも緑にも見える「ナス紺」といわれる色調を採用していたことがわかった。佐藤さんは、球団の歴史やアイデンティティが交差したのを感じたという。

「史上最高傑作だと思います」

「『ファイターズの選手はカッコいい』『エスコンフィールドの芝生は一番きれいだ』。みんなが共感できるこの“コア”の想いだけは変えずに、デザインに落とし込みました。僕から見ても、史上最高傑作だと思います」と佐藤さんは胸を張る。

 すでに初回のレプリカユニホームの受注販売は終了したが、2月1日10時よりオフィシャルオンラインストアにて「エスコンフィールドユニホーム2026」のレプリカユニホーム・レプリカキャップの再受注が始まる。新入団選手(育成含む)・コーチを加えた2026年シーズンの全選手が対象とのこと。選手の背番号・ネーム入りのユニホームをゲットするにはこの機会がいいだろう。

 さらに、エスコンフィールドユニホームの人気の高まりに伴い、2026年の「PRE-SEASON GAMES」で、選手たちがこのユニホームを着用してグラウンドに立つことが決定した。しかも3月20日には来場者全員にユニホームのプレゼントも行われるという(受注商品とは仕様が異なる)。

 このユニホームは単体では完成しない。

「ファンの方が球場に来てこれを着て、エスコンの重厚感ある建築とグランドウォークなどの機会で鮮やかな天然芝と触れ合う。その景色のなかで初めて、このデザインは完成するんです」

 選手、ファン、そしてエスコンフィールドが一体となる光景が、今から待ち遠しい。(「パ・リーグ インサイト」海老原悠)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)