ピンはすでに成功を収めているG440ドライバーシリーズに、同社史上最高のMOI(慣性モーメント)を備えたKバージョンを…

ピン史上最大の慣性モーメントを備える「G440 K ドライバー」(PING)

ピンはすでに成功を収めているG440ドライバーシリーズに、同社史上最高のMOI(慣性モーメント)を備えたKバージョンを加えて新製品発表のシーズンを迎えた。また、ツアーで実証されたウェッジの新シリーズ「s259」も公式に発表。昨年の秋口より世界最高峰の選手たちがバッグに入れているところを目撃されてきたシリーズである。

ピンのCEO兼社長のジョン・K・ソルハイムは、「新しいs259 ウェッジはすでにツアーで勝利を収めており、世界中で毎週のように次々と選手たちのバッグに収まっています。プロたちはそのクリーンな見た目、多用途性、そして何より、正確にコントロールしながら高く打ち出してスピンをかけることのできる能力を高く買っています」と述べた。

ともにオプションが豊富に用意された、ピンによる最新のドライバーとウェッジに関して知っておくべきことは以下の通り。

ピン史上最大の慣性モーメント G440 K ドライバー

新しくなったカーボンクラウン、ソール、サウンド

G440ドライバーシリーズ(MAX、SFT、LST)の仲間入りを果たす「G440 K ドライバー」は、各モデルが様々な技量に合うよう設計されているなか、シリーズ中で最高のMOIを誇る。

「G440 Kドライバーの統合MOIは、弊社のこれまでの記録を上回っており、我々による世界最高パフォーマンスのドライバー開発への追及を推し進めます。重量調整機能による恩恵を加えた上で、新たなレベルの寛容性をゴルファーに提供できることは、我々のエンジニアリングチームによる素晴らしい達成です」とソルハイム。

基本設計は変えずにカーボンクラウンとソールを軽量化し、その余剰重量を主に高密度タングステンの後部ウエートに再分配し、重心位置を低深部へ移動させた。リアウエートは3ポジション(ドロー、ニュートラル、フェード)の可動式となっており、最高のMOIを生み出しつつ、重心位置をシフトすることで弾道調整が可能となっている。重量は「G430 MAX 10K」より4グラム重い。

「G440 K ドライバー」分解図

「G440 Kドライバーによる記録破りの統合MOIは、“デュアルカーボンラップ”と呼ばれる新しいカーボンクラウンとソールにより大幅な軽量化によりもたらされ、クラブのそれ以外の部分が最適化されました。受賞歴のあるG430 MAX 10Kからの主な進化の一つは、重くなり、調節可能となった後部ウエート。重心位置の移動により高ボール初速が実現したほか、重心操作による弾道調整が可能となりました。T9S+フェース構造の改良により、フェース全域でのより高速で安定したボール初速が実現し、さらなる飛距離アップにつながりました」

また、ピンのエンジニアリングチームは、インパクト時のクラウンとソールの剛性を高めるべく、新たに複合クラウンブリッジとソールリブを開発。結果として、ソリッドでやや抑え気味の打音を実現した。

「我々は新たなカーボンソールを採用したことで、G440 Kドライバーの音質が、これまでのモデルとは異なったものになることを把握していました。エンジニアたちは、有限要素解析(FEA)、音質テスト、そして選手たちのフィードバックを通じて、軽量のクラウンブリッジとソールリブを開発し、好ましくない周波数を抑制しました。G440 Kドライバーは、とても心地良く、自信を感じさせる打音を実現しました」とソルハイムは語った。

再設計されたs259ウェッジ

すでに多くの選手が投入しているピン「s259 ウェッジ」

ここで話題はロングゲームからショートゲームへと移る。新しいs259 ウェッジには25種類のロフトとグラインドの組み合わせが用意されており、初期段階では、「ライダーカップ」米国選抜のハリス・イングリッシュが実戦投入に踏み切っていた。

鋳造8620カーボン鋼製で、フェース裏により大型に再設計されたエラストマーインサートを搭載。改良されたホーゼル形状の移行とフルレングスの底溝により、アドレスでのすっきりした形状が実現した。また、再設計された進展型のホーゼル形状と、改良されたヒール高が、ウェッジからショートアイアンへの移行を容易にしている。

ロフト角によって、意図するウェッジの性能に合わせて重心位置と溝の設計が異なっている。54度から62度には、より間隔の狭いマイクロマックス溝が搭載されているのに対し、46度から52度には、フルショットで高いコントロール性能を発揮するためのミルド加工が施されている。選手による徹底したテスティングにより、ウェットとドライの両コンディションで優れたパフォーマンスを発揮することが実証されている。

s259 ウェッジはピンの6種類のグラインド(S、H、B、T、W、E)を継承し、“E”と“T”のオプションに改良が施されたほか、Wのロフトに50度と52度が追加された。

グラインドとロフトのオプション:

6種類のグラインドを継承(PING)

・Sグラインド(46~56度): ミッドバウンス設計がスクエアフェイスとフルショットをサポートし、削ぎ落とされたヒールとトレーリングエッジがグリーン周りの創造性を高める。

・Hグラインド(54~60度): ピンWrx半月グラインドにインスパイアされたHグラインドは、柔らかいコンディションでの多用途性を保証。様々なフェースとグリップ位置に適応し、鋭角なスイングをサポートする。

・Bグラインド(58、60度): 緩いアタック角とスクエアなセットアップ向けに作られたBグラインドは、ローバウンス形状を特徴としており、ターフへの座りがタイト。幅広いソールが、硬いコンディションにおいてフルショットからコントロールショットまで高い寛容性を提供する。

・Tグラインド(58~62度): バウンス6度はシリーズ最小。最も汎用性の高いオプションで、鋭角に削られたトレーリングエッジがフェースを開いたショットとそのコントロールを容易にする。中程度から硬いコンディションにおけるタイトなライでパフォーマンスを発揮。

・Wグラインド(50~60度): ターフに対して最大の寛容性を発揮。アタック角が鋭角でシャフトを前傾させ、スコアメーク用のクラブに寛容性と専門性の高いウェッジを好むプレーヤーに最適。

・Eグラインド(58、60度): ソール中央が皿状に削られた形状変更により、グリーン周りのタイトに刈り込まれたエリアからソフトで精度の高いショットを実現する。幅が広くなった後方エッジのバウンスは、バンカーショットに最適。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)