エース流出の穴を埋めよ! ソフトバンク倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(51)が15日、有原の日本ハム移籍…
エース流出の穴を埋めよ! ソフトバンク倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(51)が15日、有原の日本ハム移籍を受け、大関、上沢、モイネロの先発3本柱に今季は昨季のイニング数から「10%上積み」を指令した。イニングイーターでフル稼働した大黒柱の移籍は痛手だが、立ち止まってはいられない。若手の台頭による底上げも絶対条件。リーグ3連覇&2年連続日本一への先発布陣を整えていく。
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大きな問題に直面しても、ソフトバンク倉野コーチは前を向いていた。2年連続パ最多勝の有原が抜けた26年シーズンに向け、頭を抱えてはいられない。福岡・筑後市のファーム施設を訪れた投手陣の参謀は、その穴埋めへ、先発3本柱にイニング数のベースアップを厳命した。
「3人に関しては、去年の成績の最低でも10%ぐらいの上積みは最低でも期待をしたい」
3人とは、軸となる大関、モイネロ、上沢だ。昨季は有原も含めた4人で規定投球回に到達し、全員2桁勝利をマーク。10%の上積みとなれば、大関が15イニング増の161回、モイネロは17イニング増の184回、上沢は14イニング増の158回の計算となる。当然、結果も求められる立場。容易には達成できない“ノルマ高”を設定したのは、期待の大きさの表れだ。
「『10%』って言いますけど、簡単ではないと思います。でも、できるポテンシャルはあると思います」
ただ、3投手の奮起だけでは足りない。有原は24年に182回2/3イニング、25年は175イニングを消化。大関、モイネロ、上沢で約50イニングの積み上げがあったとしても、伸び盛りな若手の突き上げもほしい。「(有原移籍は)戦力的にむちゃくちゃ痛いです」と本音を隠さないが「他の選手にチャンスが生まれる。どんな選手がチャンスをつかむのか楽しみでもあります」ときっぱり。イニングイーターの流出に危機感を抱きつつ、新星登場への胸は膨らませている。
今オフは台湾・味全の158キロ右腕、徐若熙(シュー・ルオシー=25)を獲得。24年の9勝右腕で、昨季は故障で1軍未登板に終わったスチュワートの復活も待たれる。大津、松本晴、前田悠ら成長著しい若鷹にももうひと伸びほしい。倉野コーチは「今いる選手がどれだけ成長してくれるか。期待しかないですし、束になって(有原の穴を)埋めるイメージです」とプランを描いている。リーグ3連覇と連続日本一へ、最強ローテをつくりあげる。【佐藤究】