通算533犠打のプロ野球を持つ元巨人、中日の川相昌弘氏(61=巨人ディフェンスチーフコーチ)は、わずか2票届かず、野球殿…

通算533犠打のプロ野球を持つ元巨人、中日の川相昌弘氏(61=巨人ディフェンスチーフコーチ)は、わずか2票届かず、野球殿堂入りを逃した。プレーヤー表彰で254票を得たが、当選必要数は256。15年間の有資格期間の最終年だったため、同部門での殿堂入りはなくなった。

「惜しい」が続いた。24年は全体4位の221票で当選に45票足りなかった。25年は全体3位の211票で51票足りなかった。イチロー氏、岩瀬仁紀氏の上位2人は当選しており、次点だった。今年こそ、という期待感が流れ、迎えたラストイヤーだった。全体1位の票を獲得しながら、誰も当選しなかった。

現役時代、巨人でともに戦った原辰徳氏は「ルールの中で、残念だなあというのはあります」と心中を語った。ただ、現実は変えられない。「否定することもできないですしね。こうやって(投票で)野球殿堂は選ばれてきているわけですから、現実を受け止めるということじゃないでしょうか」と続けた。

プレーヤー表彰での選出はなくなっても、殿堂入りのチャンスは残されている。今後、エキスパート表彰の候補に入れば、また投票の対象になる。原氏自身もプレーヤー表彰の有資格最終年に6票届かず、当選を逃した。その3年後、エキスパート表彰で選ばれている。

◆プレーヤー部門に僅差で届かず 当選必要数と2票差で逃すのは09、10年と2年続けて1票差で逃した落合氏以来で、投票が現行方式となった08年以降では2人、3度目。残り1年の候補者では、08年田淵氏20票、12年ブーマー氏13票、15年原氏6票差のケースがあったが、2票差は最も当選に迫っての落選だった。なお、田淵、原の両氏はエキスパート部門に回って殿堂入りしている。

◆川相昌弘(かわい・まさひろ)1964年(昭39)9月27日、岡山県生まれ。岡山南から82年ドラフト4位で巨人入団。04年中日へ移籍し、06年引退。通算1909試合、1199安打、43本塁打、322打点、打率2割6分6厘。通算犠打533はプロ野球最多。遊撃でゴールデングラブ賞6度、ベストナイン1度。引退後は07~10年中日コーチ。11~18年、22年から現在まで巨人でコーチや2軍監督などを歴任。現役時は176センチ、75キロ。右投げ右打ち。