J2藤枝のベテランMF梶川諒太(36)が、全力で特殊な“1・5年”シーズンを走りきる。プロ14年目の昨季は肉離れによる2…
J2藤枝のベテランMF梶川諒太(36)が、全力で特殊な“1・5年”シーズンを走りきる。プロ14年目の昨季は肉離れによる2度の離脱もあり、全38試合のリーグ戦で18試合の出場に終わった。再びチーム最年長となって迎える今季は、2月開幕の「J2・J3百年構想リーグ」を戦い、8月に26-27年シーズンが開幕する。クラブが目指すJ1昇格の戦力となるべく、準備を進めている。
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始動から約1週間。梶川は、チームメートとともに連日ハードな練習を消化している。槙野智章監督(38)が就任した新体制の下、午前午後の2部練習やスプリントトレーニングなど精力的に体を動かす。「新しく学ぶべきことがたくさんあって、フレッシュな気持ちでできている」と充実した表情で汗を拭った。
昨季は11月の千葉戦でJリーグ通算400試合出場を達成。1つの節目を迎えた一方、2度のけがも重なりリーグ戦は18試合出場にとどまった。「本当に悔しい思いをした。ただ、体を見つめなおす期間だったり、決して意味のない1年ではなかった。今年爆発するための準備期間だったと思えるようにやっていきたい」と決意を新たにする。
昨季の故障はいずれも筋肉系。4月には37歳を迎えるベテランは、体の変化も感じながら年齢にあらがう。「若い時と同じようにはいかない中で、終わった時に『やっておけばよかった』ということだけは避けたい」。練習前のランニング時間を増やすなど試行錯誤を続け、準備を進めている。
シーズンの秋春制移行に伴い、今季は百年構想リーグを経て26-27年シーズンが幕を開ける。GK六反勇治(38)が昨季限りで現役を引退し、2年ぶりにチーム最年長となる。「一番上が全力でやっていたら下もやらざるを得ない」。背中でチームも引っ張る。
16日からは鹿児島キャンプに入る。J1福岡などとの実戦も予定され、新指揮官へのアピール合戦が始まる。梶川は「全員がスタメンを狙っている。自分も簡単に譲るつもりはないし、途中(出場)からでも流れを変えてやりたいと思っている。結果にこだわってやる。そのモチベーションがなくなったら引退だと思っている。変わらずにやっていきたい」。プロ15年目もギラついていく。【前田和哉】
◆梶川諒太(かじかわ・りょうた)1989年(平元)4月17日生まれ、兵庫県出身。関学大4年時に東京Vの特別指定選手としてJデビューし、12年に同クラブ入団。湘南-長崎-東京V-徳島-東京Vを経て24年から藤枝。J1通算23試合2得点。J2通算379試合22得点。164センチ、58キロ。右利き。