“モイネロロード”だ! ソフトバンクが育成契約で獲得したキューバ出身のジョナサン・モレノ内野手(18)が14日、みずほペ…
“モイネロロード”だ! ソフトバンクが育成契約で獲得したキューバ出身のジョナサン・モレノ内野手(18)が14日、みずほペイペイドーム内で入団会見に臨んだ。推定年俸1500万円で背番号174に決定。昨年はU18キューバ代表の主将を務め、同ワールドカップで「最優秀守備賞」を獲得。MLB4球団もオファーを出した超逸材だ。憧れはリバン・モイネロ投手(30)。同郷の先輩のように背番号3桁スタートからジャパニーズドリームをつかみ取る。
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タカのユニホームに袖を通すと、会見場には無数のシャッター音が鳴り響いた。地元テレビカメラは6台。注目度の高さは一目瞭然だった。モレノは「こんな大勢のメディアのみなさんに囲まれるのは初めて」。目を丸くし、少し照れくさそうな笑みを浮かべていた。ただ、日本球界での抱負を問われると、表情は一転。真剣なまなざしで決意をにじませた。
「この世界に年齢は関係ないと思うので。一生懸命に練習をして、将来的にはキューバの人たちに『この選手のようになりたい』と思ってもらえるような存在になりたい」
期待せずにはいられない。昨年はU18キューバ代表の正遊撃手として活躍。同ワールドカップでは「最多得点」と「最優秀守備賞」を獲得した。スケール感はメジャー級。実際に国内3球団に加え、MLB4球団も熱視線を送ったほどの超逸材だ。日米争奪戦へ発展し「すごく考えた。決めるのは簡単じゃなかった」。熟考の末、ホークス入りの決め手になったのは偉大なある選手の存在もあった。
「モイネロ選手と一緒にプレーをしたい。彼も育成選手からスタートし、支配下選手になって素晴らしい成績を残している」
球界最強左腕に、憧れの念を抱く。昨夏の同カップで開催地の沖縄にモイネロが電撃訪問。直接会話する機会に恵まれ「一生懸命に野球をしなさい。一生懸命することで自分の可能性をより広げられると思う。頑張りなさい」と優しく声をかけてもらい、大きな励みになっている。「僕も彼のような活躍をしたい」と目を輝かせた。敬愛する同郷の先輩の背中を道しるべに、背番号3桁からスターへ駆け上がっていく。
将来的に狙うタイトルに「ゴールデングラブ賞を取ってみたい」とキッパリ。会見後に福岡・筑後市内の「若鷹寮」に入寮し、15日からファーム施設で始動予定だ。壮大なスケールの物語を予感させる金の卵が、異国の地でジャパニーズドリームをつかむ。【佐藤究】
◆ジョナサン・モレノ 2007年(平19)9月26日生まれ、キューバ出身。昨年のU18ワールドカップ2025でキューバ代表で出場。「最多得点」と「最優秀守備賞」を獲得した。目標とする選手はパドレスのフェルナンド・タティス。178センチ、70キロ。右投げ右打ち。背番号は174。推定年俸は1500万円。