<大相撲初場所>◇4日目◇14日◇東京・両国国技館東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)が、初顔合わせの東前頭14枚目獅司…
<大相撲初場所>◇4日目◇14日◇東京・両国国技館
東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)が、初顔合わせの東前頭14枚目獅司を破って3連勝を飾った。立ち合いで頭からぶちかますと、すぐに差した右のかいなを返し、相手が前に出ようとしたところで、勢いよくすくい投げで仕留めた。初日こそ逆転で前頭欧勝海に敗れたが、本来の力を発揮してきた格好。3勝1敗で、初土俵以来の通算成績を399勝191敗156休とし、節目の通算400勝に王手をかけた。
「お互いに、かましてくると思っていなかった」と、立ち合いの瞬間、思い切りぶつかった額を「痛い」とさすりながら振り返った。ただ「胸からいっていたら危なかったと思う」と、相手も頭から当たってきていた分、圧力は強かったという。すくい投げは「思い切っていこうと思った」と、迷いなく投げた。
前日13日の3日目は、前頭御嶽海との大関経験者対決を制した。右差し、左上手と持ち味を発揮し、わずか4秒3の完勝だった。取組後は「中学、高校、大学と1つ上で、本当に強い人だった。その人と大相撲の幕内で戦えるのはうれしい」と、2年4カ月ぶりの対戦で、通算の対戦成績を7勝6敗とし、初めて白星を先行させた難敵撃破をかみしめていた。
この日は一転して初顔合わせの相手で、この日の朝稽古後には「顔ぶれも変わってくる。でも、その中でも対応していかないと」と語っていた。対戦相手の研究を欠かさず、場所中も毎朝必ず、稽古場に降りて、基礎運動や相撲を取るなどして、たっぷり汗を流す。その末に399勝目をつかんだが「しっかり自分の相撲を取っていけば、また白星も増えてくる。白星の数がどこまで増えたかは、引退した後に考えること。現役の間は、いかにお客さんに喜んでもらえる相撲を取れるか、自分が納得できる相撲を取れるか。そういう相撲を取っていきたい」と力説。今後も変わらない姿勢で、白星を積み重ねるつもりだ。【高田文太】