アントニオ猪木の引退試合で対戦相手を務め、PRIDEでも活躍した「アルティメット王」ドン・フライ(60)が心臓疾患で救急…

アントニオ猪木の引退試合で対戦相手を務め、PRIDEでも活躍した「アルティメット王」ドン・フライ(60)が心臓疾患で救急搬送されていたことが分かった。フライが14日までに自身の公式ユーチューブを更新し、病院のベッドから病状を語った。病院に行くことを拒否していたが、過去3度の対戦経験があるゲーリー・グッドリッジ(59=トリニダード・トバゴ)がフライの娘にSOSを出し、そのまま病院に救急搬送。心臓疾患が確認されたという。

フライは「私を病院に連れてきたのは娘だ。ゲーリー・グッドリッジは陰で行動し、ボス(娘)に電話をかけた。ボスがやってきて私をトラックに押し込み、ここ数日間、病院に閉じ込められている」と現状を報告。入院前の3週間は呼吸困難だったそうだ。

11年の現役引退後、不整脈に悩まされており「心房細動になりました。16年に電気ショックで治りましたが、10年近く(影響が)続きました。ここ数年、体調が最悪だったが、ここ3~4カ月間は本当にどんどん、急速に悪化してきている。グッドリッジがうちに来た時、私が外に出て馬にえさを与えることすらできなかった。だから彼は私が何かおかしいときづいたんだ」と“戦友”の適切な判断と行動に感謝した。

現在は病院で処方された薬の効果もあり「まだ疲れを感じるが、新しい薬を飲んだので、気分は良い。呼吸はできるが、まだ、空気が入ってこない」と現状を説明。グッドリッジは「このタイミングで病院に入院することができて本当に良かった」と安堵(あんど)していたという。

90年代に創生期のUFCで活躍したフライは97年に新日本プロレスに参戦。98年にはトーナメントに勝ち抜き、アントニオ猪木の引退試合の対戦相手を務めた。02年6月、PRIDE21大会では高山善広と壮絶な殴り合いを展開しTKO勝ち。16年にはUFC殿堂入りを果たしていた。また俳優としても活動し、04年ゴジラ・ファイナルウォーズに出演。地球防衛軍の艦長ダグラス・ゴードン大佐役で人気を博していた。