ソフトバンクを自由契約となり日本ハムに加入した有原航平投手(33)が13日、エスコンフィールドで入団会見に臨んだ。4年総…

ソフトバンクを自由契約となり日本ハムに加入した有原航平投手(33)が13日、エスコンフィールドで入団会見に臨んだ。4年総額20億円プラス出来高払いの大型契約で、年俸5億円は11年のダルビッシュ有(現パドレス)と並ぶ球団最高額。6年ぶりの復帰で、選手では異例の背番号74を背負う。ソフトバンクの2連覇に貢献した優勝請負人が“1人3連覇”で、日本ハムに10年ぶり優勝をもたらす。(金額は推定)

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“シン有原”がやってきた。6年ぶりの日本ハム復帰。「チームとして優勝を取りにいく中で必要だと、たくさん伝えてくれて。その気持ちがうれしかった」。昨季まで2年連続で優勝争いしたライバルチームで「1年間ローテーションを回って引っ張っていきたい。最低でも180イニング。それより上を目指したい」と意気込んだ。

背番号は日本ハムの選手がこれまで背負ったことがない、異例の74に決まった。7+4を足すと、ダルビッシュや大谷が背負った球団のレジェンドナンバー「11」になる偶然も、そこまでは考えていない。「誰もつけたことがない番号で再スタートしたかった。球団から提案された番号で一番フィーリングというか、自分の中でフィットすると思った」。プロ入りから20年までの日本ハム時代につけた16は達、ソフトバンクで背負った17は伊藤がつけており、他の選手から背番号を奪いたくないという心遣いもあったようだ。昨季まで74番だった2軍の岩舘内野守備走塁コーチには「連絡して、ささやかながらお礼もさせていただきました」と笑顔で話した。

新庄色にも、徐々に染まっていく。指揮官は3月31日のホーム開幕ロッテ戦の先発に指名。有原は「お会いできてないのですが、記事で見た。いつでもいけるように、しっかり準備したい」。新庄監督は伊藤、北山、達と有原の4人について、中5日での登板プランを掲げており、有原は「中5日もどんどんやりたい」。SNSのDM機能を使った独特なコミュニケーション方法も「今から考えていきたい」と、積極的に対応していく。

在籍時、白と黒基調だったユニホームは、白と青基調になり、本拠地は札幌ドームからエスコンフィールドに変わった。「球場もメンバーも変わっているので、別のチームに近いぐらいの感じ。戻って来たというより、新しく来たというふうに思っている。フレッシュな気持ち。新たな有原航平として応援していただければ」。あごひげもスッキリそり、さわやかに白星を積み上げる。【永野高輔】

◆日本ハムの背番号74 前身を含め選手が背負った例はない。これまでの着用者はすべてコーチで、近年は04~10年厚沢和幸(投手コーチ)、12~14年加藤武治(投手コーチ)、15~19年高橋憲幸(投手コーチ)、20~22年矢野謙次(打撃コーチ)、24~25年岩舘学(内野守備走塁コーチ)が着用。ちなみに、日本ハム70番台の選手は22~23年コナー・メネズ投手(70番)以来。

○…有原が昨季まで2年連続14勝で最多勝を分け合った伊藤大海投手と、共闘する。「(伊藤について)まっすぐがめちゃくちゃいいですし変化球もいいですし、なにより体力もある。負けずに投げたい。チームメートになるので、近くで話せるのも本当にうれしい」。昨季は伊藤がリーグトップの196回2/3、有原が175回で続いており、タフな両右腕が先発陣をけん引する。