<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館元幕内玉飛鳥の大嶽親方(42)と、大嶽部屋の先代で元十両大竜の熊ケ谷親…
<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館
元幕内玉飛鳥の大嶽親方(42)と、大嶽部屋の先代で元十両大竜の熊ケ谷親方(65)の2人が、両国国技館内の相撲博物館で連日行われている「親方トークショー」に登壇した。
「大鵬道場」の系譜を受け継ぎ、昨秋から新体制となった新旧親方コンビが、事前に集めた参加者からの質問などに全力回答した。
「大嶽部屋を継承して、プレッシャーを感じるか?どんな部屋にしたいか」の問いに大嶽親方は「大鵬部屋からの流れですので、一門の連合稽古は大鵬部屋でしたし、(先人からの)プレッシャーはもちろんある」と答えた。
今後の部屋の発展については、「もちろん力士なので、強くなることは第一前提。強いだけじゃなく人としてみんなから愛される力士を育てたい」と話した。
ファンからは弟子とフレンドリーに接する印象を持たれている2人。しかし、「厳しく指導するためにどうやって気持ちを切り替えるか」という質問には熊ケ谷親方は「決して優しくはないと思う」と言う。
現役時は「昭和の大横綱」と呼ばれた大鵬親方の下で稽古に励んだが「本当に怒られたことしかない」と振り返る。
しかし、指導現場は時代の変化ともに形を変えてきた。「あまり厳しいことを言うと、部屋の雰囲気も下がってしまう。大鵬親方が厳しいことを言うのと、私が厳しく言うのでは受け取り方が違う。なので、普通に力士とは接する」と熊ケ谷親方。上から押さえつけるのではなく、真っ向から力士と向き合っている。
ただ、大嶽親方が、部屋を継承してからはちゃんこ場では笑い声が聞こえるようになった。昔と比べて、親方のまわりには若い衆の姿が増えたという。
その様子に熊ケ谷親方は「俺の時は笑い声がなかった。そういう意味ではね。俺は(元玉飛鳥を)親方にお任せしてよかったなって安心しているんですよ。私もちょっと焼きもちが入って、ジェラシーを感じています」と会場の笑いを誘った。
大嶽親方も「もちろんは稽古は厳しいですし、生活や掃除、片付けといった修行の部分も厳しく指導が必要な場面もある。難しいですね」と話していた。