NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第3節2026…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第3節
2026年1月10日(土)14:30 福山通運ローズスタジアム (広島県)
マツダスカイアクティブズ広島 61-27 中国電力レッドレグリオンズ
特別な瞬間を日本で迎えて。守るべきものが増えた男は昇格のために全力を注ぐ
家族のために、生まれてきたばかりの息子のためにプレーしたという、マツダスカイアクティブズ広島のアンドリュー・デビッドソン選手
今季最初の"広島ダービー"は、アンドリュー・デビッドソンにとって父親になって最初の試合となった。
「家族のために、生まれてきたばかりの息子のために、プレーした今日の試合は特別な試合になった。一つトライを取れたこともすごくうれしいよ」
昨季にマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)に加入して日本が大好きになったスコットランド出身の29歳は、年明け早々に第一子誕生の瞬間を日本で迎えた。
「私が出産に立ち会いたかったし、奥さんにも同じ思いがあった。家族にとってとても大切な瞬間を日本で迎えられたことをうれしく思うし、出産に立ち会えたことは人生の中でも一番すごい出来事になった。日本の病院のサービスもすごく良く、クラブもサポートしてくれた。本当にたくさんの人たちに感謝しているし、何より奥さんが本当に頑張ってくれた。本当にリスペクトしているし、今日は私が頑張る番だと思っていた」
SA広島でも重要な役割を担うデビッドソンは、日々チームメートと活発にコミュニケーションを取りながらトレーニングを積んでいるラインアウトの成果を、このダービーで出せたことを喜んでいた。
「試合に向けて準備する1週間は、いつもラインアウトにフォーカスしてみんなでハードワークしているけど、ここまでの2試合はあまりうまくできていなかった。そのことが残念だったけど、今日はうまくいったと思う。みんなが役割をちゃんと実行できたことが良かったし、ラインアウトモールからトライを決められたことがすごく良かった」
大きな仕事をやり終えた充実感を覗かせたデビッドソンは、これからも家族を愛で包みながら、ラグビーをプレーすることを楽しみながら、今季こそSA広島でディビジョン2昇格を果たすために力を注いでいく。
「早く帰って奥さんと子どもに会いたいね」。
そう言ってスタジアムを後にしたデビッドソンは、また一回り大きくなったような気がした。
(寺田弘幸)
マツダスカイアクティブズ広島

マツダスカイアクティブズ広島のダミアン・カラウナ ヘッドコーチ(右)、嘉納一千ゲームキャプテン
マツダスカイアクティブズ広島
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ
「まず、ちょっとつらい試合でした。強い風の影響もありましたが、前半のコントロールはけっこう良かったと思います。後半、いろいろな選手にプレーする時間を与えることができたことも良かったです。試合をとおしてセットピースもすごく良かったと思います」
──今季最初の"広島ダービー"を、点差を付けて勝つことができました。
「広島ダービーなのでかなりフィジカルな試合になったし、それも期待どおりでした。ゲームキャプテンが言ったとおり、ブレイクダウンでちょっとうまくいってないところが多かったんですけど、(それぞれが)役割を正しくやっていなかった。スティールの機会を与えてしまって、それが相手の点数につながってしまい、試合の流れを与えた感じがしました。それは改善しないといけないと思います。なので、61点を入れたことはすごく良いことですが、27点を奪われたことがこれからの課題だと思います」
マツダスカイアクティブズ広島
嘉納一千ゲームキャプテン
「前半は風下でちょっと厳しい試合だったんですけど、フォワードがしっかりセットピースをミスなく固めてくれたんで、ゲームを作る上ですごくやりやすかったと思います。その中で試合をとおしてブレイクダウンでのペナルティがすごく多かったので、そこは次の試合に向けて修正しないといけないところかなと思います」
──今季最初の"広島ダービー"を、点差を付けて勝つことができました。
「(中国電力レッドレグリオンズはいまの)順位など関係なく、目に見えないところで圧力を掛けてくるチームだということを試合前から想定していましたし、僕もチームに試合前にしっかり伝えました。また、前の試合から2週間空いて、ちょっとフワッとなりがちなので、もう1回気を引き締めて試合に入ろうというのを試合前に伝えていました。前半はいい入りができて、試合をとおしてこういうスコアで終われたことは良かったかなと思います」
中国電力レッドレグリオンズ

中国電力レッドレグリオンズの岩戸博和監督(右)、西川太郎主将
中国電力レッドレグリオンズ
岩戸博和監督
「マツダスカイアクティブズ広島の皆さま、ありがとうございました。"広島ダービー"ということで、今日は福山のたくさんのお客さんの前でゲームができたことを非常にうれしく思っています。
ゲームの総括のところで言いますと、非常に難しい試合になりました。こういったタフなゲームになることを想定した上でいろいろなゲームプランを作ってきましたが、なかなか徹底してやれなかったというところがまず一つあります。あとは、スカイアクティブズさんの速いセットスピードのアタックと、キャリーの強いプレーヤーにわれわれが粘り強くディフェンスできなかったところが、61対27という点差になった要因なんじゃないかなと思います。
またチャレンジする機会が2回ありますので、この点差を縮めてわれわれが勝利できるように準備していきたいと思います」
中国電力レッドレグリオンズ
西川太郎主将
「本日はありがとうございました。ゲームプランとしては、キックを織り交ぜながらしっかりボールを奪い返そうというプランで入ったんですけど、前半の20分ぐらいまでにスコアを取られたことでなかなかプランどおりに進めることが難しい状況になったところがありました。また、けっこう簡単にスコアを取られたことも多かったのでこういう点差になってしまいましたが、アタックの部分では、しっかり相手の敵陣深くに入ったところでスコアを取れたところがあったので、そこは良かったと思います。
ただ、スクラムのところでペナルティがいくつかあって、そこから自陣深くまで入られて、マツダさんの強力なフォワード陣の攻撃を止められずにこういった点差になってしまったので、まずペナルティの多かったスクラムを修正する必要があります。広島ダービーはあと2回あるので、一人ひとりのタックルの精度をもっと上げていって、リベンジできるように頑張りたいと思います」