<大相撲初場所>◇2日目◇12日◇東京・両国国技館大関安青錦(21=安治川)と西前頭筆頭の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)の取…
<大相撲初場所>◇2日目◇12日◇東京・両国国技館
大関安青錦(21=安治川)と西前頭筆頭の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)の取組で際どい勝負があった。
西の花道方向の土俵際で安青錦が首投げを繰り出したが、義ノ富士が宙を飛んでいる間に、安青錦の左手が先についた。行司軍配は安青錦だったが、物言いがついた。
審判団の協議の後、粂川審判長(元小結琴稲妻)は場内アナウンスで「協議した結果、義ノ富士の体(たい)がなく、軍配通り安青錦の勝ちといたします」と説明した。
打ち出し後、粂川審判長は報道陣に対応。「こっち(正面)からは安青錦の手が見えない。完全に安青錦が勝ったと思ったけど、物言いがついた」という前提のもと、ビデオ室の審判委員とのやりとりで判断した。「先に義ノ富士の体がなくなった。微妙だったからビデオが参考になっちゃうけど。もう一丁あるかなみたいな話を振ったら『投げの方が強い』ということだった。義ノ富士の体が完全に裏返っているからね」と説明した。
ビデオ室の見解は、「安青錦有利」だったという。「微妙だから、もう一丁が本当はいいんだろうけど、問いかけたら、安青錦の方が有利と」。義ノ富士が有利という声については「なかったですね。体がなかった」とした。
結果的に土俵際の安青錦のしぶとさが白星につながった。「それだけ足腰がいいから残せるんでしょう。普通なら出てる。苦し紛れだけど、それを落とさない」と評価した。【佐々木一郎】