ダカールラリーの2026年大会は1月10日の休息日を経て11日、後半戦最初のステージ7、リヤド〜ワジ・アル・ダワシール間…

ダカールラリーの2026年大会は1月10日の休息日を経て11日、後半戦最初のステージ7、リヤド〜ワジ・アル・ダワシール間の462kmを走行。プロローグランでトップタイムをマークしていたマティアス・エクストローム(フォード・ラプター)が待望の大会初のステージウインをマーク。総合順位でも2番手に浮上した。一方、総合首位はナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)が死守している。

ダカールでは自身通算7度目のとなるステージウインをマークしたエクストロームは、大混戦のなかでも常にポディウム圏内を狙える位置につけてきた。この日はすべてが噛み合い、一気に首位アル‐アティヤの4分47秒差までに詰めてきた。
「ステージを走り終えた時点でのギャップは予想よりも大きかったが、期待していたよりも小さかった。これで総合2番手につけたし、まだたくさんチャンスが残っている」とエクストローム。

一方、アル‐アティヤはサンドライダーにダメージを負い、翌日に向けて修復が必要な状況。それでも、エクストロームのタイムに7分24秒遅れの11番手でこの日をしのぎ切った。
「木にヒットして、ボディカウルの左側が完全に外れてしまった。今夜のうちに修復する」とアル‐アティヤは説明した。









総合2番手で前半戦を折り返していたヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)はステージの大半で総合首位奪還に迫る勢いを見せていたが、428km地点で災難に見舞われ、10分近くのストップを余儀なくされた。
「今日はすごく順調だったが、バンプと窪みにぶつかってしまった。抜け出そうとしたら、次の窪みにはまってしまった」とラテガン。





12日のステージ8は、ワジ・アル・ダワシール〜ワジ・アル・ダワシール間の481kmを走行する。ダカールがワジ・アル・ダワシール周辺にステージを設定するのは、2022年以来。今回は、大会最長ステージとして戻ってきた。草が生える渓谷の高速セクションもあるが、突然方向が変わるなどナビゲーションの難しさも盛り込まれている。

ダカール2026暫定結果(ステージ7終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー) 28:10:15
2 M.エクストローム(フォード・ラプター) +4:47
3 N.ロマ(フォード・ラプター) +7:15
4 H.ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス) +7:21
5 C.サインツ(フォード・ラプター) +10:26
6 S.ローブ(ダチア・サンドライダー) +15:39
7 M.ガスリー(フォード・ラプター) +19:20
8 M.セラドーリ(センチュリーCR7) +22:05

2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツがストッククラスを戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは休息日前の最終ステージ6、503号車のロナルド・バソは、ステアリングトラブルに見舞われながらもクラス4番手でフィニッシュ。前日、駆動系トラブルでデイリタイアを決断した501号車の三浦昂も、この日はインタークーラーの破損でペースダウンを余儀なくされたが、クラス5番手タイムで走り切った。累積順位ではバソが3番手、三浦が5番手につけて休息日を迎えた。トラブル修復のため、休息日も11日の未明まで作業が続いたが、マシンをリフレッシュして後半戦に臨む。

三浦は「今日のSSは前回大会で苦労したエリアなので覚悟していましたが、降雨で砂が締まっていたせいかそれほど難しくありませんでした。前半戦を終えてライバルの力量も見えてきました。我々の陣営は意識して速さを競うよりもトラブルを起こさずに走り続け、チャンスをうかがっていきたいと思います」と状況を説明した。

日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦する日野チームスガワラは、大会最初の砂丘ステージを、高い機動性で快走。クラス9番手のタイムで走り切り、累積順位のクラス8番手をキープして後半戦に臨む。

菅原は「難しくはないのものの平均車速の上がらない砂丘でした。ゴール手前で暗くなってしまったのが残念ですが、全体としてはトラブルもなく順調。車両も人も問題なく前半戦を終えることができたので、しっかり後半戦に備えます」と語っている。