サッカーの第104回全国高校選手権大会決勝(12日、MUFG国立)に向けて、神村学園(鹿児島)は都内で調整した。大会最…

 サッカーの第104回全国高校選手権大会決勝(12日、MUFG国立)に向けて、神村学園(鹿児島)は都内で調整した。大会最多6得点で並ぶFW日高元(3年)とFW倉中悠駕(3年)は、1996年度の第76回大会で市立船橋(千葉)の北嶋秀朗&日下亮が達成して以来29年ぶりとなる、優勝校のアベック得点王に意欲を示した。

 暖かい日差しのもと、リカビリメニューやセットプレーの確認など約1時間半体を動かした。準決勝で無得点に終わった倉中は「準決勝では何もできなかった。決勝ではもっとアグレッシブに守備をして、攻撃では強引にシュートに向かったりしていきたい」と意気込み。同試合で値千金の同点弾を奪った日高は「今日の調整で疲労も抜けた。明日に向けていい準備したい」と意気込んだ。

 自チームでしのぎを削ってきた2人。初戦でいきなり日高がハットトリックを達成し、倉中が1得点。次戦の3回戦でも勢いが止まらない日高が2得点を挙げ、倉中は再び1得点と大きな差が開いた。だが、準々決勝で倉中が衝撃の4ゴールで一気に日高を抜き去る。試合後には涙するほど悔しさをあらわにした日高。その後気持ちを切り替え、準決勝では値千金の同点弾。決勝戦を前に得点ランキング3位と2点差の6得点で並んでいる。

 アベック得点王に期待がかかるが、2人とも「チームが勝つことが1番」と口をそろえる。その上で「得点王になるという気持ちは強いので、そこは負けないように頑張りたい。(アベック得点王)それもいいなって思う」と倉中。日高も「自分が(倉中を)アシストして優勝を決めてくれれば、それでいいと思う。どっちがなってもいいかなって。2人一緒に?それが一番いいっすね」とはにかんだ。

 29年前の北嶋秀朗&日下亮コンビは6得点で優勝。上回ることができればおのずと、同校悲願の初優勝が見えてくるはずだ。