高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…
高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。
昨年の秋季関東大会で4強入りした専大松戸(千葉)の瀬谷 鷹我外野手(2年)は投打に期待がかかる選手。投手としては関東大会で敗れた山梨学院(山梨)戦のリリーフで0.2回を投げて2失点という結果に終わったが、将来性を感じさせる内容だった。
6回2死一塁で2番手として右翼手からマウンドへ上がると、外角のスライダーで見逃しの三振に仕留めてピンチを切り抜けた。7回もマウンドに上がり、先頭打者を空振りの三振に打ち取った。左打者から外角に落ちていくような変化球でバットに空を切らせた。イニングをまたいでの2者連続三振だった。
テークバックが小さく、右肘がしなるように柔らかい投球フォームで、球が浮き上がっていくようなイメージ。それでいて、変化球の切れも鋭く、将来性は高いと感じた。2者連続三振後には、内角にシュートする球などで右打者に2者連続で死球を与えたところで降板。苦いマウンドとなったが、経験を積めば3人目の投手として、十分役割を果たせる素質はある。
打者としては関東大会初戦で4打数2安打3打点と活躍も、その後も2試合は無安打に終わった。満足のいく結果ではなかったが、中軸を任されるだけあって、ノーステップから右方向へ力強い打球が放てる。初戦の2安打も、ともに中前への安打と、基本に忠実な打撃を武器にしている。
投打に特に目立った結果は残せなかった瀬谷だが、この冬で大きく飛躍する素質と伸びしろがある。センバツで投打ともにバージョンアップした姿を見せてほしい。