「全国都道府県対抗女子駅伝」(11日、たけびしスタジアム京都発着) 大阪が最終9区のデッドヒートを制し、3大会ぶり5度…

 「全国都道府県対抗女子駅伝」(11日、たけびしスタジアム京都発着)

 大阪が最終9区のデッドヒートを制し、3大会ぶり5度目の優勝を果たした。NHKの中継では福士加代子さんと小林祐梨子さんが解説をつとめ、駅伝ファンの大きな反響を呼んだ。

 スタート前から2人で絶妙の掛け合いを見せた福士さんと小林さん。福士さんが砕けた言葉でランナー心理などを伝えていく中で、小林さんが的確な分析で情報に深さを加えていく形になった。

 中盤で文武両道について話題になると「勉強すれば粘りがつくって言ってたね。忍耐力がつくってね。フフッ」と語った福士さん。さらに折り返してコースが下りメーンになると「(好きだったのは)もちろん下りですねー。ビュンビュンですね」と明かした。

 そして勝負は自身が区間記録を持つ最終9区へ。1位・兵庫と2位・大阪の差は5秒差。「最初の3キロで勢いよくいってもらった方が良い」「ただただ突っ込む」との見通しを語っていたが、「これは2人で同じようなペースで行ってるんじゃないかな?」と分析していた。

 自身も何度も9区を走っただけに「みなさん駅伝をよく知っているので、トップまで何秒というのも教えてくれる」と回想し、2人のデッドヒートを「呼吸が乱れたときにスパートをかけてやろうとか、揺さぶってやろうとか。そういうことは考えると思う。中間点からタイムを見てどうするか考える」と評し、「きついけど、タスキがね。みんなの熱い思いを背負っているのでそんなにへこたれないです」とランナーの思いも解説した。

 一方でゴールシーンではほぼコメントを発せず、懸命に走っているランナーへの配慮も感じられた。大阪が1位でフィニッシュすると「素晴らしい!」と振り返り、以降は愛知の選手がフィニッシュすると「かわいいねー」と思わずつぶやいた。故郷の青森が笑顔でゴールすると「ナイス笑顔でした」と福士節で選手たちを祝福した。

 小林さんともテンポのいい掛け合いが続き「本当に人が途切れないので10キロってこんなに短かったかな」と語ると、小林さんは「一度だけ走ったことがあるんですが、こんだけ長いんだと思った」と切り返し、2人で笑い合っていた。

 「高校生の活躍が光った。本当に楽しみ」と福士さん。「大阪の勢い。本調子のメンバーじゃなくても最強だというのがすごく楽しみ。走っていれば今後につないでいける。負けたことに負けないでこの先も」とレースを総括した。

 ネットでも福士さんの解説が好評で「福士加代子選手の解説が、選手目線で、かつ力が抜けてて面白い!」「福士加代子さんの解説がわかりやすくて聞き入ってしまいます」「ご自身の武勇伝たくさんあるだろうにそこ全く言わずに解説に徹しているのも良い」「時々面白いコメントをしてくれて笑っちゃう」「福士さんのほっこり解説も小林祐梨子さんのハキハキ関西弁解説も良きでした」と多くの書き込みが集まっていた。