9~10月に開催されるアジア・アジアパラ競技大会に向け、会場やその周辺のバリアフリーの整備状況について話し合うシンポジ…

 9~10月に開催されるアジア・アジアパラ競技大会に向け、会場やその周辺のバリアフリーの整備状況について話し合うシンポジウムが10日、名古屋市内であった。障害のある人も高齢者も子どもたちも、すべての人が暮らしやすいまちづくりをめざそうと、愛知県重度障害者団体連絡協議会が主催した。

 シンポには、パラアスリートや障害者支援団体関係者、名古屋市議、障害者福祉の専門家が参加。メイン会場になるパロマ瑞穂スタジアムや車いすバスケットボールなどが行われる愛知国際アリーナのバリアフリー化の状況や、どのように行政や事業者と話し合ったかなどについて報告され、意見を交わした。

 当初の計画や基本設計では、エレベーターの数が足りなかったり、正面出入り口への動線が階段だけだったりしたが、障害者が事業に参画して対話を重ねることで、事業者の意識も変わっていったという。シンポでは「基本設計の段階から障害者も関わることが大事」「相反する部分もあるので互いに歩み寄ることも必要」などの意見が出た。

 ボッチャ選手の関根彩香さんは「皆が使いやすい施設が増えることはうれしい。世界から人が集まる大会で、日本の基準をすばらしいと思ってもらえれば」と話した。(山田知英)