2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。 最終回の石…

2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。

 最終回の石川県では、夏の甲子園に出場した小松大谷が歴史的な試合に登場した。第107回全国高校野球選手権(夏の甲子園)は午後4時から行われた開会式後に、「開幕戦」史上初の1試合だけナイターで行われた。その試合に臨んだのが石川県代表の小松大谷。長崎を3連覇して甲子園に乗り込んできた創成館に逆転負けを喫したが、甲子園の歴史にその名を残した。今年のU-18代表候補に選ばれたスラッガー・田西 称内野手(3年)は県大会打率5割超で甲子園に挑むも、4打席無安打に終わった。

 春の石川大会では4強に終わっていたが、夏にリベンジを果たした。春の準決勝で敗れた金沢に夏の決勝で勝利。8回、9回で3点差を追いついて延長タイブレークに持ち込むと、10回に2点を奪って逃げ切って2年連続4度目の甲子園出場を決めていた。

 新チームとなった秋も小松大谷が決勝で日本航空石川を破って、当時、北陸大谷だった1999年以来、26年ぶり2回目の優勝を手にしている。

 センバツでは日本航空石川が2年連続出場を果たしたが、初戦で東海大札幌(北海道)に9回逆転負け。145キロ右腕・蜂谷 逞生投手(3年)は、先発5回途中5失点(自責1)と力を出せなかった。

 春季大会では、公立高校が快挙を達成。小松工が金沢を7対1で破って、2000年以来、25年ぶりの優勝を果たした。公立校の県頂点は2015年秋の野々市明倫以来、10年ぶり。準々決勝までの3試合でわずか1失点と鉄壁の投手陣を誇り、準決勝で名門・星稜に逆転勝ちして勢いが加速した。

 石川県を代表する名門の星稜は春夏秋で優勝することができず、すべて準決勝で敗れた。春夏合わせて38度の甲子園出場を誇る超名門が、春夏秋の県大会で決勝に進めなかったのは、2015年(春初戦敗退、夏8強、秋2回戦敗退)以来、10年ぶり。今年は名門の巻き返しに期待がかかる。